「オール小布施で目指す!」ゼロ・カーボンな防災拠点構築プロジェクト

「オール小布施で目指す!」ゼロ・カーボンな防災拠点構築プロジェクト

長野県小布施町 長野県小布施町

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最終更新日時:2025年12月21日 01時00分

  • # 再生可能エネルギー
  • # 暮らし
長野県小布施町 プロジェクトオーナー

長野県小布施町

小布施町(おぶせまち)では、2011年の東日本大震災以降、町民や民間企業が自ら中心となって、町内の再エネポテンシャル調査やエネルギー地産地消の実現方法を考えて参りました。2018年には民間企業と町が共同で地域電力会社「ながの電力」を設立し、また2022年5月には町の中期計画「小布施町環境グランドデザイン」を策定するなど、町全体で環境防災先進都市の実現へ向け、具体的な取組みを進めています。

長野県小布施町の
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東日本台風災害を乗り越え、協働と交流のまちから「環境防災先進都市」を実現したい

「オール小布施」で災害に強く、自立した環境防災先進都市を目指したい

環境防災先進都市

協働と交流の町、小布施

長野県北部に位置する小布施町は半径2kmの円にほとんどの集落が入る小さな町で、昼夜の寒暖差と扇状地からなる肥沃な大地ではおいしい果樹が育まれ、水はけのよい酸性土壌では特産の栗が生産されています。

江戸時代には北信濃の経済・文化の中心として栄え、幕末には葛飾北斎や小林一茶をはじめ多くの文化人を招き入れ、現在の薫り高い文化の雰囲気が形成されました。

このような町の自然、そして文化的蓄積を活かし、約40年前から独自のまちづくりに取り組み、特徴ある町並みや住まい・店舗づくりを進めたことで、年間に人口の約100倍もの人が訪れる地域となりました。近年は町内外の人々や企業、大学との交流や協働を盛んに行うことで、町並み形成の継続的な推進と共に、様々な社会・地域課題の解決にも取り組んでいます。

小布施町の風景

なぜ、地域エネルギーへの挑戦がスタートしたのか?

脱炭素を目指す環境エネルギー分野の取り組みも町内外の協働の元で進めています。始まりは2012年。東日本大震災と原子力発電所の事故を受け、住民や行政、事業者、専門家による「小布施エネルギー会議」が開催され、エネルギーの地産地消に向けた議論を開始しました。町内外の参加者が一丸となって取り組みを考えたこの議論はその後につながる大きな一歩となり、町用水路を活用した小水力発電所の運開や地域電力会社「ながの電力」の設立といった動きを生み出すことができました。

ながの電力の設立

2018年に地域電力会社「ながの電力」を設立(左から自然電力株式会社磯野社長・株式会社Goolight丸山社長・小布施町市村良三元町長)
ながの電力コーポレートサイト

こうした背景のもと、取り組みを更に加速させる大きなきっかけとなったのは、2019年に発生した東日本台風災害です。

気候変動が要因となった災害により甚大な被害を受けたことで、改めて地域内に再生可能エネルギー源を増やすことが、温室効果ガス削減策(緩和策)としての将来的な減災につながるだけでなく、いざという時の防災機能強化策(適応策)にもなることを確認し、「環境防災先進都市の実現」というスローガンを掲げ、町の施策として本格的に脱炭素推進に着手するようになりました。

これに基づき、2022年には環境防災分野の中長期計画「小布施町環境グランドデザイン」を策定し、町民、事業者、行政、そして町外のファンといった関係者全員が一体となり、「オール小布施」で脱炭素社会・循環型社会・持続可能な社会を実現することを目指しています。

ZERObyONE

ゼロ・カーボンなど不要なものをゼロにする取り組みを、一人ひとりが主体となって取り組むことをイメージし、普及啓発のテーマも設定している。
「ZERO by ONE」サイト

今、どのような取り組みをしているか?

再エネやエネルギー地産地消の取り組みは全国的に関心が高まっていますが、当町は2023年に国の「脱炭素重点対策実施地域」に採択され、指定避難所等への屋根上太陽光発電・蓄電池設備導入を進めています。また、ながの電力も町の過半数出資に再編し、改めて町の再エネ推進策の中心的な主体として位置付けました。

脱炭素重点対策実施地域

加えて、役場庁舎や町立図書館、小学校が集積する防災拠点では、太陽光・蓄電池と共に専用電線を敷設し、3施設で発電電力を融通することで、平時は再エネ電力を余すところなく消費し、停電時は非常用電源として最大限活用する「自営線マイクログリッド」の構築にも取り組んでいます。

自営線マイクログリッド構築

役場庁舎周辺をエネルギー自立エリアとするための「自営線マイクログリッド」の構築を進めている

なぜ、クラウドファンディングが必要なのか?

私たちは、この協働の成果をさらに発展させ、地域主導で未来を守るシステムを構築したいと考えています。

1. 実現したいこと

町の長期計画「小布施町環境グランドデザイン」に基づき、地域主導で脱炭素と防災機能を両立させる「環境防災先進都市の実現」を目標に掲げます。この取り組みは、以下の三つの分野を強化します。

  • 防災レジリエンスの強化
  • 温室効果ガス排出量の削減
  • 地域経済(ながの電力)の経営強化

2. 寄附金の使途と期待される効果

こうした再エネ設備の導入は、温室効果ガスの削減だけでなく地域の防災機能を強化し、また地域電力会社の経営強化にもつながるため、地域生活の安心・安全を向上し、さらに事業後も脱炭素を推進し続ける取り組みと考えています。

一方で、特に蓄電池や自営線といった設備導入は、導入後の電気料金の削減額だけでは初期費用を回収できないため、このプロジェクトにご賛同いただいた方からのご寄附を活用し、地域に還元したいと考えています。

寄附金は、特に初期費用が高額で、公費による回収が難しい蓄電池や自営線といった防災機能を高める設備の導入資金の一部として、大切に活用させていただきます。

また目標金額を超えるご寄附をいただいた場合には、「小布施町環境グランドデザイン」に基づく再生可能エネルギーの導入事業へすべて活用させていただきます。

これまでの取り組み

これまでの取り組みの様子

小布施町では、町での生活とその将来を守るため、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロを目指す「ゼロカーボン宣言」を長野地域連携中枢都市圏の9市町村の共同で発出し、今般、その目標設定と基本的な取組事項をまとめた「小布施町環境グランドデザイン」を策定いたしました。

「小布施町環境グランドデザイン」では、この「ゼロ・カーボン」に加え、「ゼロ・ウェイスト」、「防災レジリエンス」、「サステナブルな観光」を加えた4つの施策領域を一体となって推進し、小布施町が「環境防災先進都市」を目指すことを定めています。

こうした目標を達成していくためには、これまで以上に町民や町内で事業を営むみなさま、そして町を応援してくださるみなさまのご協力が欠かせません。当町に関わるすべての関係者が一体となる「オール小布施」の体制で、目標達成へ向けて進んで行きたいと考えております。

今回のクラウドファンディングは、「ながの電力」という地域電力会社も活かした取組みであることから、事業達成後も近隣市町村や地域の事業所等での同様の取組みの拡大につなげ、地域エネルギーの未来を拡大していけると考えています。

北斎の時代から「協働と交流」を続ける小布施町から、この「オール小布施」の挑戦にどうかご賛同いただけますよう、心よりお願い申し上げます。

大宮町長

町長:大宮透

※プロジェクトの成果情報は申込み時のデータであり、実際に入金されたデータではありません。

※入金の確認が取れた時点などで正確なデータに修正させていただく場合があります。

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