甲斐市のお祭りをこれからも開催したい!もっともっと盛り上げたい!プロジェクト!!~甲斐市の三大祭りを未来へ~
甲斐市には、地域の歴史・文化・賑わいを象徴する3つのお祭りがあります。
プロジェクトの概要
おみゆきさん:女装した担ぎ手と神輿
古くから受け継がれてきた水防祈願の「おみゆきさん」、学問を修め郷土の偉人を偲ぶ「大弐学問祭」、そして近年新たに春の風物詩として定着しつつある「甲斐市サクラまつり」です。
いずれも、地域の魅力を発信し、世代を超えて人々をつなぐ大切な行事となっています。
しかし今、神輿の担ぎ手など地域の担い手不足や物価高騰に伴う運営費の増加など、3つのお祭りはそれぞれ課題に直面しています。「お祭りを続けたいが、続ける体制を維持できない」―そんな危機感が運営団体に、協力団体に、そして地域に広がりつつあります。
そこで私たちは、市内外の皆さまと共に、甲斐市三大祭りを未来につなぐためのクラウドファンディングに挑戦します。
甲斐市の三大祭りとは
甲斐市には、地域の歴史・文化・賑わいを象徴する3つのお祭りがあります。
古くから受け継がれてきた水防祈願の「おみゆきさん」、学問を修め郷土の偉人を偲ぶ「大弐学問祭」、そして近年新たに春の風物詩として定着しつつある「甲斐市サクラまつり」です。
おみゆきさん
おみゆきさん:神輿の渡御の様子
「おみゆきさん」は甲州三大御幸祭りのひとつで、釜無川(かまなしがわ)の信玄堤付近で執り行われる川除けの神事です。毎年4月15日に実施されています。
御幸祭りの起源は古く、天長2年(825)に大雨によって御勅使川(みだいがわ)と釜無川との合流地点で洪水がおき甲府盆地が水害にみまわれたため、当時、釜無川と御勅使川の合流地点であった赤坂台地の麓(三社神社周辺)で川除けの神事をおこなったのがはじまりといわれています。
神輿の担ぎ手は、女性の恰好をして「ソコダイ・ソコダイ」と掛け声をかけながら渡御していきます。女性の格好をするようになった時期は定かではありませんが、浅間神社の祭神が女性神であったことから赤い長襦袢を着、花笠に白粉をするようになったようです。また、長い距離を練り歩いてくるため、「目的地はすぐそこだ」という意味で担ぎ手が景気をつけるために「ソコダイ」というようになったといわれています。
大弐学問祭
大弐学問祭:学問神輿の渡御
大弐学問祭は、篠原村(山梨県甲斐市)出身の学者「山縣大弐」の遺徳を偲び、また市民のふれあいの場になるよう、毎年秋分の日に開催されるお祭りです。
学問の神様として知られる山縣大弐は江戸時代中期の人物で、広い見識を持つ秀才として知られました。江戸八丁堀で私塾を開き、家老格の人物が門下生にいるほど慕われていたといわれています。
広い見識に基づく山縣大弐の考え方は、現代に通じる部分が多くあるほどに先進的で倫理観に優れたものでしたが、徳川幕府の体制を批判する考えを広めていると捉えられ、明和4年(1767年)、無念の内に処罰され死罪となってしまったのです。
大弐学問祭では、会場となる山縣神社の周辺には多くの屋台が軒を連ね、神輿の渡御が盛大に行われます。また、山縣神社の境内では学問成就祈願や神楽奉納が行われるほか、ステージイベントとして信玄太鼓保存会による信玄太鼓演奏、竜王みゆき連によるみゆきソコダイ踊りの演舞などが行われ、1日を通じて多くの人で賑わいます。
甲斐市サクラまつり
甲斐市サクラまつり:サクラファッションショー
甲斐市サクラまつりは、毎年3月下旬に甲斐市の赤坂台総合公園(通称:ドラゴンパーク)で開催され、市内外から多くの来場者が訪れる早春の一大イベントです。350本を超えるソメイヨシノが咲き誇る同公園は桜の名所としても知られており、満開の桜に囲まれた中で、甲斐市の魅力や地域の特産品情報を発信し、住民同士や市外からの来場者との交流を深める機会を提供しております。
「市の花『サクラ』の開花時期に合わせたイベントを通じて、家族が集い、楽しく、長く滞在してサクラを愛でることで、心の安らぎや市への愛着心を醸成しよう!」「家族、地域、行政が一体となり郷土を育み、次代を担う子どもたちの健全な育成を推進しよう!!」という実行委員の想いからこの祭りが始まりました。
毎年、桜が咲く時期に合わせて特設ステージが設置され、キャラクターショーやバンド演奏、ゆるキャラなどによるステージイベントのほか、地域を支える建設安全協議会などによる体験コーナーやブースなど、来場された方々が1日を通して楽しむことができる盛りだくさんのプログラムが用意されています。
本市が目指すお祭り
甲斐市サクラまつり:多くの人で賑わう会場の様子
本プロジェクトを通じて、お祭りの開催継続だけでなく、地域全体が一体となって甲斐市の魅力を発信する未来を目指します。
- 1.イベント内容の充実化
地域住民や市外からの来場者がより楽しめるよう、新しいコンテンツや地元企業を巻き込んだプログラム等を導入し、来場者の満足度を向上させます。 - 2.地域経済の活性化
三大祭りにより地域の特産品や観光スポットを広くPRし、観光客の増加と地域産業の活性化を図ります。 - 3.地域住民の誇りとつながりの強化
三大祭りを通じて住民同士が交流し、地域への愛着を深める機会を提供することで、住民全体が誇りを持てるような地域づくりを推進します。 - 4.地域の文化と伝統の継承
長い間紡がれてきた地域文化を後世に遺すため、これからもお祭りを伝えていきます。
寄附の使い道
皆様からいただいた寄附金は三大祭りの運営を始めとした、甲斐市の観光イベント等に必要となる費用に充てさせていただきます。
- ・三大祭りに係る運営費(会場設営費・ステージ運営費等)
- ・甲斐市を盛り上げる観光イベントの運営費
- ・クラウドファンディングに係る費用
目標金額に達した場合、又、達しなかった場合でも、上記の費用として活用させていただきます。
おみゆきさん:神輿の渡御に参加した姫役の様子
本プロジェクトが描く未来
大弐学問祭:地元こども園による子ども神輿の様子
甲斐市の三大祭りは、地域の方々に愛され、親しまれきた大切なお祭りです。
この自慢の三大祭りに、ぜひ皆様も遊びに来ていただき、一緒に盛り上げていただける未来を夢見ております。
子どもたちが将来大人になった時に、これらのお祭りを誇りに思えるよう、また、多くの人たち長く愛され、たくさんの思い出となるように、甲斐市のお祭りに皆様のご支援お願いします。