PTAと市職員の負担を減らし、子どもたちの安全な通学を守る新しい仕組みをつくりたい!
要望の電子化とLiv Mapとの連携により業務効率化と負担軽減を実現!!
京都府城陽市では毎年各小中学校のPTAから提出される通学路危険箇所改善要望に対して、関係機関と連携し、対策内容の検討・実施を行っているところです。
しかし、各小中学校のPTAにおいては、危険箇所の調査や情報収集、要望書の作成などの作業負担が非常に大きいのが現状です。特に、保護者の多くが仕事を抱える中での対応となるため、時間的・人的な負担が課題となっています。
また、PTAから上がってきた改善要望に対する対応策を検討する市職員においても、内容の確認に時間を要するなど、要望項目の整理にも多くの時間と労力を要しており、こちらも大きな負担となっています。
そこで、株式会社はんぽさき様が提供する、チームで使う共有地図アプリ「Liv Map」を導入することにより、通学路危険箇所改善要望のデジタル化を実現したいと考えています。
あわせて、PTA及び市の担当者の負担軽減を図るとともに、危険箇所を地図上に可視化し、効率的な情報の収集を行うことで、迅速な対応と通学路環境の整備強化を目指します。
具体的には、これまで要望書の様式が定められていなかったため、紙の地図に手書きにより作成された要望箇所の位置図など、現場の特定が困難なケースが多く、その都度、市職員が現地確認を行う必要があり、業務の非効率化を招いています。また、提出方法についても任意形式としていたため、様々な拡張子のファイルで提出されることが多く、要望内容の集約に多大な時間と労力を要している状況です。
こうした課題を踏まえ、今後、PTAからの要望書の提出については、電子申請サービスを活用し、位置情報や写真も含めた所定の様式で提出いただく方法へと統一するとともに、提出された要望内容を「Liv Map」に連携させることで、要望箇所を地図上で可視化できる仕組みを導入します。
PTAにおいては、スマートフォンやパソコンから簡便に提出ができるようになることで、提出物作成の負担軽減が図られ、市職員側にとっても、「Liv Map」を通じた要望情報の集約・可視化により、業務の効率化や対応スピードの向上が見込まれ、より的確な対応が可能となります。

PTAと市職員の負担を減らし、子どもたちの安全な通学を守る新しい仕組みの実現に向けて
PTA及び市職員の負担を軽減しながら、児童・生徒が安心して安全に通学できる環境を整えることを第一の目標とします。
さらに、将来的には地域住民や各種団体とも連携し、通学路の安全確保に限らず、道路や公園、公共施設など生活に密着した課題についても可視化して共有・解決していく新しい協働モデルへの発展を目指します。
こうした横展開により、市民一人ひとりの声が確実に行政に届き、安心・安全で快適に暮らせる持続可能なまちづくりにつなげていきます。
なお、寄附が目標金額に到達しない場合でも、実施内容を見直すことにより、実証実験に着手いたします。
どうぞ皆様の温かいご支援、お力添えを賜りますようお願い申し上げます。