クロマツの保全活動を行い、クロマツ林を守りたい
遊佐町には南北約10kmに渡るクロマツで形成された海岸砂防林があります。しかし近年松くい虫の被害により大量に枯れてしまい、急速な対応が必要となりました。年間約3,000万円以上の費用をかけ、伐倒駆除などを行っていますが被害は収まらず、クロマツ林は減少し、かつての海岸砂防林として備えていた機能が危うい状態になりつつあります。砂防林としての機能を最大限に発揮できるよう、植林活動や保全活動を行っていきたいと考えております。



遊佐町では被害にあった木を伐採・粉砕し、中にいる虫を駆除することでマダラカミキリの繁殖を防いでいます。
そして薬剤散布を行い、木についたマダラカミキリを駆除しています。さらに松の木の樹幹に薬剤を注入し、マダラカミキリに寄生したマツノザイセンチュウの繁殖・感染を防いでいます。
それでも被害は収まらず、徹底的に対策を実施し続けているのです。
遊佐町では年間1,000人もの小中学生やその保護者、地域住民が集い、クロマツの枝打ちや周辺の草刈り・植林を行っています。
遊佐町の環境と人々の生活を守り、歴史遺産であるクロマツ林を未来に残し、遊佐町の環境と人々の生活を守るためにこれからも活動を続けて参ります。