TNR活動で、猫と人が穏やかに過ごせるまちを目指しています
四万十町では、飼い主のいない猫が厳しい環境で生きる現状を改善するため、TNR活動(捕獲・不妊去勢手術・元の場所へ戻す活動)を推進しています。
TNR活動を支えるため、寄附金は飼い主のいない猫への不妊・去勢手術費用の補助金として活用させて頂きます。
本町は、地域のボランティア団体等からの要望を受け近隣市町村に先駆けてこの補助事業を創設しました。
少しでも多くの猫を助けたい思いですが、毎年想定以上の申請希望があり予算が無くなった時点で受付を終了しているのが現状です。
TNR活動は継続していくことが重要です。飼い主のいない猫が生まれないことで苦情が減り、猫も人も穏やかに過ごせるまちを目指していきます。
皆さまの温かいご支援をよろしくお願いします。
飼い主のいない猫が生きている環境

猫は、繁殖力の強い生き物で、1年間に2~3回発情期があり交尾をするとほぼ100%妊娠します。
さらに、1回の出産で3~8匹の子猫を産むため、計算上は1匹のメス猫が1年で20匹、2年で80匹以上に増えることが可能ですが、猫は本能に従って妊娠・出産するだけで、自分で繁殖をコントロールすることはできません。
屋外で生まれた猫たちは、厳しい生活環境の中で飢餓や病気、交通事故等の危険にさらされながら生きていくことになります。

TNR活動について
このようなつらい思いをする猫を増やさないために、本町ではTNR活動を推進しています。
TNRとは、Trap・Neuter・Returnの略で、捕獲して不妊・去勢手術を行った後にもともと居た場所へ戻す活動です。
手術を受けた猫は耳の先を桜の花びらのようにカットされており、さくらカットはお世話する人がいるというしるしです。

頂いた寄附金の使い道

いただいた寄附金は、次の補助金の一部として活用させていただきます。
目標金額を達成できなかった場合、目標金額を超えた場合でも、皆様から寄せられました貴重な寄附金は、本プロジェクトに活用させていただきます。
飼い主のいない猫への不妊・去勢手術費補助金
【事業内容】
四万十町内に生息する飼い主のいない猫への不妊・去勢手術にかかった費用について助成します。
【対象者】
飼い主のいない猫を管理する四万十町内の団体
【補助金額】
不妊・去勢手術にかかった実費費用
メス猫 上限 15,000円
オス猫 上限 10,000円
【補助実績】
2023年度 93匹
2024年度 247匹


ボランティア団体の皆さまからのメッセージ
わんにゃん・プロジェクト

犬猫の殺処分ゼロを目指して!
殺処分によって命を落とす犬猫の数が多かったんです。助かる命なら少しでも助けたいという想いで、このプロジェクトを立ち上げました。
イベントなどに参加しては、バザーや野菜を販売してその売り上げを、活動資金にしています。今年で10年目を迎えたこの活動も、今では交流の輪も広がり、地域の方も協力してくれます。
それに動物を大事に思う方が、地域にたくさんいることにも気付きました。
これからも「殺処分ゼロを目指して」活動を続けていきます。
とおわ猫のかい

猫の数を管理し、猫と人の共生を!
私たちは、猫と飼い主が最後まで安心して暮らせる社会を目指して活動しています。そのためには、猫の数を人が管理してあげることがとても重要です。
だからと言って無理するのではなく、それぞれのメンバーができることをできる範囲で行っています。その結果もあり、少しずつ猫に対する地域の認識も変わってきたように感じています。
それに活動に協力してくれる仲間も増え、猫を引き取ってくれる里親の幸せそうな笑顔を見られるのも活動のやりがいとなっています。
地域住民からの声

責任を持って見守っています。
家の周辺に住み着いた迷い猫に餌やりをしていた時、近所の方に「不妊去勢手術」のことを教えてもらったんです。
すぐに捕獲機を設置したら、6匹も捕まって全部手術してもらいました。今は私が責任を持って、地域猫として見守っています。きっと猫にとっても、追いかけられたりすることもないから良かったんじゃないでしょうかね。
四万十町から皆さまへ
取組の輪を広げるために
自分の意志ではなく野良猫として生まれてきた猫たちがいます。
その猫たちを守ろうと自主的に活動してくれている地域の方々がいます。
その活動のおかげで少しずつ町の中で地域猫の輪が広がってきています。
この輪を四万十町内に大きく広げるため、皆さまのご支援をお願いします!
