2020年6月29日から募集を開始したプロジェクトは、8月7日までに1年目の目標額5,000,000円を達成し、2021年3月31日または15,000,000円までの継続募集につきましても、12月21日までに目標を達成いたしました。応援いただきました皆様、本当にありがとうございます。
ご寄附につきましては、全額「根室市ふるさと応援基金」に積み立てし、2年目以降の事業費の一部として、また、根室市人づくり・まちづくり補助事業の目的達成のために活用させていただきます。
北海道根室市では、地域の創意工夫により市民活動団体が自ら企画し取組む事業や、地域課題解決に向けた自主的・主体的なまちづくり活動を、「人づくり・まちづくり補助事業」により支援しています。
今回、提案団体が新たに挑戦しようとする取組のうち、地域の自然、歴史、文化等の価値を高めることができる事業について、クラウドファンディング型ふるさと納税を活用した資金調達にチャレンジする団体を応援することといたしました。
本年度は、「根室・落石地区と幻の島ユルリを考える会」が取組む、ユルリ島の魅力を全国の皆様に知っていただくためのPR事業です。以下、取組事業の詳細をご紹介いたします。
北海道根室市ユルリ島の魅力を発信するPR事業始動!
根室市の太平洋側西部に、落石(おちいし)という漁業中心の港町があり、数キロ先の南側にはユルリ島とモユルリ島の二つの無人島があります。
ユルリ島にはかつて、漁師が昆布の干場を求めて島に渡り、海から昆布を引き上げる労力として馬を連れて行きました。島に持ち込まれた馬の子孫が無人島となったいまでも生き続けています。
エトピリカ ユルリ島はエトピリカやチシマウガラスなど、希少鳥類に指定されている鳥の繁殖地であるため、北海道の天然記念物や国の鳥獣保護区に指定されており、調査以外の立ち入りは禁止されています。また高山植物の密度の濃さが特徴で、300種以上の植物が確認されており、ユルリ島は鳥と花と馬が共生する、まさに「幻の島」です。ユルリ島周辺の海は昆布やウニ、タコなどが水揚げされる豊かな漁場でもあります。
左:ハクサンチドリ、右:チシマキンバイ しかし、この神秘的な島も、豊かな海も、地元でもあまり知られていなく、さらには地域の過疎化が進み、歴史の中に埋もれてしまいそうなのが現状です。
この神秘的な島と地域を、根室市の財産として守り、全国へ発信したい!そのために、ポスターやパンフレット、ホームページやPR映像などを作りたいと思いました。そのことが、美しい島を守るための環境保全と、過疎化が進む地域の活性化にも繋がると考えたからです。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
活動スケジュール
~1年目~ ロゴ・ポスター・パンフレット制作
四季折々のユルリ島の豊かな自然を紹介するための素材撮影、ユルリ島のロゴを制作し、ユルリ島の認知度の向上を目指します。
パンフレット・ポスターにより神秘的なユルリ島の魅力を発信します。
~2年目~ ホームページ制作
ユルリ島の歴史や、根室の馬文化、根室半島の花や鳥などを多様な自然を写真や映像で紹介します。
~3年目~ プロモーション映像制作
ユルリ島の美しい映像にオリジナル楽曲を添え、HPやYouTubeで公開します。
4年目以降の取組みは、ユルリ島の自然や文化などを紹介するとともに、根室の歴史や風土を記録する資料としての役割を果たすため、写真記録集を作成し、全国数ヶ所で写真展を開催、『幻の島ユルリ』の魅力をPRします!
寄附金の活用先
・活用先:根室市人づくり・まちづくり補助事業
・活動団体:根室・落石地区と幻の島ユルリを考える会
・活用内容:ポスター・パンフレットの制作 3,500,000円
ロゴ制作によるイメージの統一 500,000円
情報発信活動のための事業など 1,000,000円
・いただいたご寄附は、全額「根室市ふるさと応援基金」に積み立てし、根室市人づくり・まちづくり補助事業の目的達成のために活用させていただきます。
活動団体の紹介
「根室・落石地区と幻の島ユルリを考える会」では、北海道根室半島沖に浮かぶ無人島「ユルリ島」について、市民皆様をはじめ、多くの方々と島のあり方を考えていく活動をしています。講師を招いての勉強会や、幻の島ユルリに続く道「落石街道」の清掃活動を行いながら、魅力ある島の光景を次世代に受け継いでいく活動をすることが、私たちの大事な使命だと考えております。
是非、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
会員は現在110名です。(2020年4月時点)
落石街道の清掃活動