創業60年鶏一筋の企業が「鳥刺し」・「鶏の炭火焼」を最新冷凍技術で新たな価値を生み出す鮮度革命プロジェクト！

新鮮な鶏食品を宮崎から全国へ

弊社では、これまでとりさし協会に加盟し安心・安全な「鶏のたたき」や様々なメディア等で取り上げられた「鶏の炭火焼」など宮崎馴染みの商品を製造・販売し、たくさんの皆様にお届けしてまいりました。

これらの商品をお届けするにあたり、「出来立ての美味しさを届けたい」という思いで商品づくりをしてきましたが、商品の性質上「冷凍流通」が必要不可欠でした。

食品を冷凍した際の品質の維持は、食品流通業界において最大の課題で様々なアプローチで課題解決してきました。弊社では、食肉の解凍時のドリップ（肉の水分流出）の量に対して課題を感じ続けていました。そうして課題を解決すべく「冷凍技術」・「包装技術」の面から「出来立ての美味しさ」の実現に向けアプローチをしてきました。

『液体瞬間凍結機』の導入

冷凍時の課題を-35℃のアルコールに浸す『液体瞬間凍結』により課題解決を図りました。3時間以上もかかっていた凍結を、わずか10分という圧倒的な凍結時間により細胞にダメージを与えないため解凍時のドリップレスを実現し旨味を閉じ込め鮮度、味をそのままにお届けできることに成功しました。

『真空密着包装機』の導入

真空包装後のドリップ（肉の水分流出）に課題があり、真空時の圧力による肉断面からのドリップ（肉の水分流出）を抑えることでした。

そのため、真空包装時に食材の形に合わせてフィルムが密着する真空密着包装機を導入しました。ウニも真空できる程、食材の形に合わせて包装できることから包装時の真空圧力によるドリップ（肉の水分流出）がない状態を実現することができました。

今回、「出来立ての熱い商品」と「液体瞬間凍結では実現できない冷凍商品」をさらなる品質及び生産性の向上を図るため、最新の急速冷凍機と真空機を導入し、より皆様に喜ばれる製品の提供に努めてまいります。

最新の冷凍技術が新たな価値を生み出す

次なる課題は加熱処理したての商品と包装前の商品を冷凍することです。

液体瞬間凍結機はアルコールに浸し冷凍するため、一度包装しなければ冷凍できませんでした。「焼きたての美味しさをもっと表現したい」と思いを抱きつつ、鶏の炭火焼きなど焼きたてと冷ました後の美味しさに日々ギャップを感じていた我々は、新たな美味しさをこれなら届けられると設備投資して導入したいと思っております。

今回、導入する最新の急速冷凍機（アートロックフリーザー）は、出来立て熱々の状態を冷凍機内に入れて食品からでる旨味（蒸気）ごと短時間で冷凍することで細胞にダメージを与えず旨味を閉じ込めるため、解凍した時のジューシーさが違います。また、食品を包み込む冷風のあて方で冷凍することにより風味や食感も損なわず、乾燥・酸化などを防ぎます。それによって、食材の品質を限りなくありのままに保持するため、工場で職人が手焼きで作った出来立てそのままの商品をお届けすることができます。

宮崎の誇る鶏肉をもっとおいしく、食卓へ！

私たち小林養鶏は、宮崎の誇るおいしい鶏肉を多くの方に召し上がっていただくために安全で丁寧な仕事にこだわっています。

今回の設備投資により、『鳥刺し』と『鶏の炭火焼』の品質を向上させて製造・展開してまいります。これまでの商品をよりおいしく、そして新しい商品の開発・製造に取り組み、様々な商品を皆様に提供してまいります。

寄附金の使い道

今後さらなる商品の品質向上を目指しながら、多くの皆様に高品質の商品をより早くお届けするために、急速冷凍機（アートロックフリーザー）と真空機を導入し、安心・安全で美味しい鶏の安定的な供給体制を構築します。

目標金額に達しなかった場合も、本プロジェクトへの補助として活用させていただきます。

新鮮な鶏食品を宮崎から全国へ

宮崎県と鹿児島県の県境に程近い小林市に本社・工場を置く小さな会社です。自然豊かなこの地域は、全国トップの鶏肉出荷量を誇り、古くから優れた食文化を持っています。昭和40年の創業以来、先代から受け継がれる大切な教えが「私たちは鶏の“いのち”を頂く仕事。この小さな“いのち”を私たち人々の“いのち”の源として大切につないでいくこと。」です。

小さな町工場ですが、時代に合わせて少しずつ進化しながら、皆様のご要望・ご期待にお応えし続けられる様、安心・安全で美味しい鶏を提供し、地域と社会の今日と未来に貢献してまいります。