シングルシード方式によるかき養殖を拡大させ、小浜市のブランドガキを多くの方に知ってもらいたい。
小浜市内では、昭和5年からかき養殖が行われており、市内で養殖されるマガキは「若狭のかき」として親しまれてきました。しかしながら、漁業者の減少や高齢化、海洋環境の変化などに伴い生産量は減少しています。
このような背景から、小浜のかき養殖に新たな風を吹かせるため、小浜市漁業協同組合、地元漁業者、福井県立大学、小浜市などが連携してより付加価値の高いかきを生産できる養殖方法(シングルシード方式※1)を採用した養殖への取り組みを始めています。
1 シングルシード方式
かきを一粒一粒、バラバラの状態で、専用のカゴ等にいれて養殖する方法。かきがカゴの中で転がりながら育つため、殻が削れて丸みを帯びた形となる。また、栄養に偏りがなくなるため身入りも良くなる。


シングルシード方式の養殖では、定期的にかきを同じサイズ毎に分けてかごに入れ替えることやかごに付いた付着物を除去するなど、かきの成長を助けるための手間暇かけた作業を行っており、殻に対して身入りの良いかきが育ちます。
小浜市におけるシングルシード方式でのかき養殖は、マガキ、イワガキで行っており、それぞれにおいてブランドガキとして、全国の皆様にお届けできるよう生産拡大を目指していきたいと考えております。



小浜のブランドガキをご紹介
- 若狭こはるかき(マガキ)
小浜湾で天然採苗した種苗を小浜湾で養殖したマガキ。濃厚で甘みのある味わいが特徴です。 - 若狭うららかき(マガキ)
小浜湾で養殖された三倍体マガキ※2。後味がすっきりとした味わいが特徴です。2 三倍体マガキ
品種改良した産卵しないかき。産卵によって栄養分を失うことがないため、夏場の高水温に強く、周年での出荷が可能。 - ふくい岩がき 小浜・魁(イワガキ)
小浜市内の海で養殖されたイワガキ。甘みが強く、クリーミーな味わいが特徴です。
寄附金の使い道
小浜市では生産拡大を目標に、シングルシード養殖における資材の購入費(バスケットなど)や販路拡大のための補助金制度をもうけて、シングルシード方式の養殖の拡大を推進します。
このプロジェクトは、寄附金額が目標額に達しない場合であっても事業を実施いたします。また、目標額以上のご寄附がいただけた場合については、市政全般に活用させていただきます。