小中学校に音楽系部活動がない山奥のまちで、
地域の子どもたちと一緒に吹奏楽コンサートを開催したい!
私たち「山の音楽隊」は今年で35周年を迎えます。
これまで、多くの方々に支えていただいた感謝の気持ちを込めて、また、私たち団体の目的である「西和賀町の音楽文化の向上と発展に寄与する」取り組みの一つとして、町内の子どもたちに楽器を指導し、一緒にコンサートを開催する活動「にしわがキッズウインド」を実施します。
西和賀町は、岩手県と秋田県の境目に位置し、奥羽山脈に囲まれた岩手県内でも随一の豪雪地帯です。
少子高齢化、過疎化により、子どもの数は減少。
小中学校では音楽系の部活やクラブがなく、町内在住の小中学生が管楽器演奏を経験できる機会はほぼありません。

このような状況から小中高生に楽器演奏・技術習得の機会をつくり、小中学校、高等学校の放課後活動及び休日の活動に新しい選択肢を増やすきっかけを作ること、そして仲間とともに協力し合いステージ上でハーモニーを奏でる吹奏楽ならではのやり甲斐や楽しさを経験してもらうことを目的としています。
「にしわがキッズウインド」の目的
- 音楽教育の普及と推進
子どもたちに楽器演奏の楽しさや基礎を伝え、音楽への興味関心を育てる。 - 地域コミュニティの活性化
子どもたち・保護者・地域住民が吹奏楽団と関わることで、
世代や立場を超えたつながりを作る。 - 自己表現力・協調性の育成
合奏を通じて、チームワークや集中力、自己表現力を養う機会を提供する。 - 将来の音楽人材の育成
将来的に地域の楽団や学校の部活動などで活躍する子どもたちを育てる基盤を作る。 - 地域文化の継承と発展
地元の音楽文化を次世代に伝え、さらに魅力的な地域にする。
「にしわがキッズウインド」実施内容
具体的には、西和賀町の小中高生を対象に吹奏楽器をお貸しして、隊員が指導。
演奏技術を習得させ、秋には町内の「銀河ホール」でコンサートを開催します。
また、これを皮切りに、今後も西和賀の子どもたちが楽器に触れる機会を創っていきます。
本プロジェクトは、単に子どもに楽器を教えるということだけではなく、「音楽」という共通言語を通じて人と人をつなぎ、地域に温かさと誇りをもたらすものとして取り組んでいきます。
寄附の使い道
本クラウドファウインディングでいただいたご寄附は、楽器の修理・購入、楽譜の購入、コンサートの開催費等に活用させていただきます。
子供たちにお貸しする楽器として、隊で使ってきたもの、また隊員自前の楽器を集めていますが、長年使ってきた楽器はあちこちにガタが来ており思った以上にボロボロでした…。
子どもたちが適確に演奏できるよう、楽器を整えていきます。

おわりに
「地域の吹奏楽団 × 子どもたち」が、単なる体験イベントではなく、“地域の未来をともにつくる文化活動”になっていき、「音楽をやってよかった」「またやりたい」「今度は教える側になりたい」…そんな声が自然にあふれるような仕組みを作りたいと考えています。
ぜひ応援を、よろしくお願いします!



