茅ヶ崎のシンボル
「えぼし岩」を知る企画展を開催したい!
茅ヶ崎を代表するシンボル「えぼし岩(正式名称:姥島)」。遥か昔からこの地域を見守り、現代では茅ヶ崎を特集するテレビ、雑誌、音楽などでも取り上げられています。相模湾から烏帽子のような頭を突き出したこの島は、古くから漁場と信仰の対象として、時には演習の標的として、茅ヶ崎の人々の様々な文化、自然、歴史を育んできました。
茅ヶ崎市博物館(以下、市博物館)では、えぼし岩周辺に生息する生物、生態系に焦点を当て、資料収集、調査研究、教育普及を実施したいと考えています。
市博物館基本展示には、17種類のテーマをもとに、茅ヶ崎の自然や文化、歴史など一定周期で入れ替えながら展示しており、「えぼし岩とよばれて」と題した、えぼし岩の生物やジオラマなどを紹介したユニットがあります。精巧かつ迫力あるジオラマは見ごたえがあり、年少の来館者にも人気があります。生物の標本についてはエビやカニといった甲殻類が数点、魚類は映像でのみの紹介となっています。
岩礁群であるえぼし岩は、複雑な地形と潮の満ち引き、活発な潮の流れなどにより多様性に富んだ生息環境を生み出します。岩の窪みや浅瀬、藻場は生産者や小型生物のシェルターや産卵場として、食物連鎖の連なりは高次捕食者を誘い込み、狩りの場として、多彩な生物のゆりかごとなっています。来館された市民の方へえぼし岩の自然の魅力を余すことなく伝えるため、また、えぼし岩の自然環境を次世代へと共有し紡いでいくために、調査及び企画展を実施し、茅ヶ崎のシンボルへの興味、愛着を喚起したいと考えています。
寄附金の使い道
- えぼし岩周辺の生きもの採集とその標本作製、
資料を展示した企画展の開催に係る費用:1,000,000円
事業実施のスケジュール(予定)
- 2025年4月調査&標本作製開始
- 2026年1月企画展開始&各種イベント開催
- 2026年6月企画展終了