ヒルクライム大会のイベントを充実させ、地域との交流を活性化する。
大川原高原について
佐那河内村を代表する観光スポット、大川原高原は徳島市内から車でおよそ1時間の場所です。
高原には約3万本の紫陽花が植えられており、7月上旬からの1ヶ月間は、県内外から多くの観光客が訪れます。また、高原からみる360°のパノラマの絶景は、紀伊半島までを見渡すことができ、夜の星空は手が届きそうなほど輝いて見えます。
眺望以外にも、大川原高原では尾根に沿って立ち並ぶ風車や放牧されている牛、周囲に広がる自然を身近に感じることができます。

大川原高原
大川原高原の魅力の一つに、ヒルクライムがあり年間500人を超えるローディー(ロードバイクに乗る人たちのこと)が、己の限界に挑戦するため、はるか頂にそびえる風車を目指しています。
ヒルクライムの魅力は、山を登り切ったときの達成感と爽快感にあります。
「もう離脱してしまおうか?」と考えることもあるかもしれません。それでも自分と戦い、こぎ続け、目的地に到着した時の達成感と爽快感は、ヒルクライム独特の味わいです。

ヒルクライム
しかし、村民を含めほとんどの人は、この大川原高原が西日本が誇る有数のヒルクライムのコースであることを知りません。
また、村民は自転車の特性である音がしないこととその速度が速いため、度々交通事故に繋がるようなヒヤッとした経験があり、自転車のマナー向上を強く望んでいます。
「さなごうち大川原高原ヒルクライム」とは
「さなごうち大川原高原ヒルクライム Sanagochi Okawara-kogen Hill Climb(SOHC)(以下「大会」という。)」は、競技用自転車(ロードバイク等)を用いて、大川原高原までの道の走破時間を競う自転車のレースのことです。自転車を用いた競技なので、カーボンニュートラルなイベントです。
今回の大会は、第2回大会となります。今後も継続可能な大会となるよう、自転車競技の参加者だけの大会ではなく、地域も巻き込んだイベントとして、人と人との交流を深め、地域の特産品の価値を正しく伝え、地域内外の経済と人とが循環するように企画するものです。

イベントの様子
そのため、安全に運営を行うことは必須であるとともに、村民にも自転車の魅力を分かってもらう必要があります。
そして大会を開催することにより、佐那河内村の豊かな自然のPR並びに大川原高原の景観整備及び保全、地域産業の活性化、交流人口の拡大を図るとともに、大会を通じて自転車マナーの向上啓発、ジュニア層の育成・体力向上及び大会参加者の健康増進を図ることを目的としています。
また自転車を通じて大川原高原の雄大な自然や景観を感じてもらい、村民とは大会を通じて交流することで、佐那河内村のファンになってもらい、村の特産品の購入や地元商店等の活性化に繋げていきます。

イベントの様子
集まったお金は、大会経費として利用させていただきます。