「難病の子どもが家族と一緒に過ごすための取組み」「視覚障害者のサポート」「最先端医療の研究開発支援」など~神戸医療産業都市~
神戸医療産業都市(※)では、研究機関や企業、病院などが集積しており、研究臨床だけでなく、小児がんなどの難病の子どもが家族と一緒に安心して療養するための活動や、視覚障害者のQOL(生活の質)の向上などの取組みが進められています。神戸医療産業都市ではこれらの事業・サービスを行う公益法人の活動を、ふるさと納税を活用し支援しています。
皆様からいただいた寄附金は全額、公益法人に補助し、各団体の事業で大切に使わせていただきます。神戸医療産業都市で活躍する公益法人の活動に、ぜひご支援ください。
※神戸市では、1995年1月に発生した阪神・淡路大震災からの復興プロジェクトとして、「神戸医療産業都市」を推進しております。
応援したい団体の指定方法
神戸市では下記3つの団体への寄附を募集しております。
応援したい団体等を指定される場合は、以下の(1)~(3)から選択して、申込時に寄附申し込みフォームの「寄附情報」にある「備考」に番号と名称を入力してください。
(1)公益財団法人 チャイルド・ケモ・サポート基金
(2)公益社団法人 NEXT VISION
(3)公益社団法人 神戸医療産業都市推進機構
(1)公益財団法人 チャイルド・ケモ・サポート基金
小児がんや難病のお子さんが、家族と一緒に、当たり前に過ごすために
チャイルド・ケモ・サポート基金では、小児がんや難病のお子さんが、家族と一緒に遊んだり、学んだりといった当たり前の日常を過ごせる滞在施設(チャイルド・ケモ・ハウス)の運営と、患児やその家族に対する総合支援事業を実施しています。
小児がんのお子さんは、医療の進歩に伴い、約7割は治癒しますが、短くて半年、長ければ1年以上の入院治療が必要になります。特にご自宅と病院が離れているご家族は、きょうだいを含めご家族が離れて過ごす生活を余儀なくされることもあり、これまでの日常生活や今の仕事を継続できるかなど、患児の病気だけでなく、経済的にも精神的にも大きな負担を抱えることとなります。
チャイルド・ケモ・サポート基金では、そういったご家族のために、入院治療中に、家族で一緒に過ごせる滞在スペースとともに、長期間の辛い治療を乗り越えるために必要な生活面の総合的なサポートを提供しています。

滞在施設の運営や相談支援、人材の育成
公益財団法人 チャイルド・ケモ・サポート基金では下記の取組みを行っています。
小児がんや難病のお子さんとご家族のために、ご支援をお願いいたします。
滞在施設「チャイルド・ケモ・ハウス」の運営とファミリーサポート
- 居室19室の適切な管理運営、居室の利用費は\1000/日(光熱水費込み)
- 滞在中の生活や治療に関連した悩みや、以前利用の方々に対するグリーフケア、就学・就職等の相談支援
- 患児及びきょうだいのあそび相手となることにより、気分転換の機会や安心できる環境の提供
- 食料、日用品等の寄附を呼びかけ、滞在家族へ支給
- 企業CSR等による食事提供
- 小児がん等のお子さんとそのご家族向けイベント(写真撮影会、カフェ、クリスマス等)の開催
小児慢性特定疾病児童等自立支援事業
- 難病の子どもと家族への相談窓口や居場所づくりの実施
人材育成事業
- 重い病気をもつ子どもと家族の理解者を増やす「あのねサポーター」育成事業
- 小学校、中学校へ命の大切さを伝える「がん教育」の実施


公式HPについて
チャイルド・ケモ・サポート基金の詳細については公式HPをご覧ください。
https://www.kemohouse.jp/
(2)公益社団法人 NEXT VISION
視覚障害がある方がより自分らしく生きるために
公益社団法人NEXT VISIONは研究・治療・ロービジョンケア・社会実証および社会実装を一気通貫で行う神戸アイセンターにおいて、視覚に障害のある方が、より自分らしく生きるために必要なあらゆる情報支援を行う団体です。

人生100年時代において、NEXT VISIONが目指す最上位の目標は、「すべての人がただ生きるのではなく、よりよく生きること」です。
「知らない」「知らなかった」ことで起こりうる情報障害をゼロにして、「すべての人が自分らしく生きる、やりたいと思うことを自分で決めることができる未来の実現」を目指しています。
人生100年時代はすべての人がその一生をなんらかの機能低下や困りごとを感じながら送る時代とも言えます。私たちは病気の治癒を目指す最先端の医療(cure)と同じレベルで、すべての人が自律して自身の人生を自らの意思で選択できることを目指す支援(care)が重要と考えます。
病や障害によりやりたいことができず困っている状態をなくす。私たちはその目的のために就労、就学、娯楽、スポーツなどの枠を超え、あらゆる手段を用いて、悩める人々が親切な友人や有益な情報と出会い、社会との接続機会を得て、夢や想いへと繋がることのできる未来を目指します。
(参考)神戸アイセンター
https://kobeeyecenter.jp/


個人への支援、社会への支援
NEXT VISIONはすべての視覚障害者の福祉向上と科学技術の発達に寄与することを目指し下記の取組みを行っています。
個人への支援
個人への支援には、視機能の回復という「治癒」を目的とした医療技術と、自らができることを増やす「自立」と「自律」を目的としたロービジョンケアがあります。NEXT VISIONではロービジョンケアとして下記の内容に取り組んでいます。
- 相談受付:見えない、見えにくい方だけでなく、そのご家族や支援者からの相談を受け付け、専門機関への橋渡しを行います。
- セミナー、イベント開催:就労、就学、娯楽、スポーツ、ICTなどさまざまな視点から情報提供を行います。
(参考)デジタルラウンジ
https://nextvision.or.jp/join/digital-lounge/
社会への支援
NEXT VISIONでは、社会を構成するのは人であり、人と人をつなぐ「対話」が重要だと考えています。異なる立場の人々が同じ景色を見られる「並話(へいわ)」を目指し、ウェルビーイングな社会実現への手法を学ぶ対話イベントの開催、インクルーシブな社会の実現のため、「ナビタグで未来を変えるプロジェクト」などの社会実証に取り組んでいます。
生きづらさに対して「認知のケア」という視点で寄り添いながら、ビジョンパークという物理的な場所だけにとらわれないケアの実践を広めています。
(参考)ナビタグで未来を変えるプロジェクト
https://nextvision.or.jp/isee/navitag-project/

公式HPについて
公益社団法人NEXT VISIONの詳細については公式HPをご覧ください。
https://nextvision.or.jp/
(3)神戸医療産業都市推進機構
神戸発の医療イノベーションの創出を推進
神戸医療産業都市は、阪神・淡路大震災によって大きな被害を受けた神戸経済を立て直し、市民の命を守り人類の健康と福祉に貢献することを目的としてスタートしました。当機構は、この神戸医療産業都市の活動を支援・推進する中核的支援機関です。
神戸から世界に向けて新しい医療の未来を創出するため、「研究推進」「研究支援」「事業化支援」のそれぞれをミッションとする3つのセンターを設置し、研究開発から事業化までを強力にサポートしています。
医薬品、医療機器、再生医療、ヘルスケアなどの多岐に渡る分野で、神戸医療産業都市の環境を活かした産学官医の連携を促進し、神戸発の医療イノベーションの創出を推進しています。

新しい治療法や健康長寿社会実現のための研究開発、企業や研究機関、病院などの連携支援
神戸医療産業都市推進機構は、神戸のポートアイランドに集まる多くの企業や研究機関の技術と知恵を結集し、未来のいのちを守るため、免疫細胞を用いた病気の治療法や老化を遅らせ健康寿命を延ばす研究、再生医療の普及促進など、新しい治療法の研究開発やがんや自己免疫疾患、アルツハイマー病、脳卒中、感染症の研究など健康長寿社会実現のための研究に取り組んでいます。
また、医療機器、創薬・バイオ、ヘルスケア、スタートアップ等の企業や研究機関、病院などの連携を支援し、神戸医療産業都市から新しい医療技術を生み出すための取組みを推進しています。
公式HPについて
公益社団法人神戸医療産業都市推進機構の詳細については公式HPをご覧ください。
https://www.fbri-kobe.org/