日本一人口が少ない鳥取県の最少人口の町・江府町が、新たな人の流れを創出する拠点「コミュニティ・パーク」を造る!
コミュニティ・パークとは
コミュニティ・パークとは、これまでの常識を突き破り、子どもたちが多様な価値観やバックグラウンドを持つ人たちと出会い、人を介して生まれる様々な体験を重ねながら社会性を育む場所です。
江府町民と「コミュニティ・パーク」に関わる全ての人が、社会性を育成するという意識を持ち、「まち全体」で子どもたちの成長について考えていきます。
子どもたちには小さい頃から多様な価値観を持つ人と出会い、たくさんの経験を重ねることで自分を理解し、将来の夢を見つけて欲しい・・・など、子どもたちの未来を願う町民の声を、町の行政職員とプロジェクトマネージャー・豊田啓道氏との協働により具現化し、日本一の拠点を目指しています。
この度のクラウドファンディングでは、令和8年度の建物工事に係る予算について、ご支援をお願いするもので、本プロジェクトに関わってくださった方々に、「コミュニティ・パーク」に行きたい!と思ってもらえるような拠点を目指します!

豊田啓道
1982年大学卒業後、株式会社オリエンタルランドに入社。
東京ディズニーランドでは開業期の運営構築、東京ディズニーシープロジェクトでは、コンセプト及び事業計画に携わる。
その他、オリエンタルランド社とシルク・ドゥ・ソレイユ社および任天堂社(任天堂DS)との、各共同プロジェクトのプロジェクト責任者を歴任する。
2024年9月より正式に江府町コミュティ・パークプロジェクトマネージャーに就任。

鳥取県日野郡「江府町」について
鳥取県の西部に位置する日野郡「江府町」は、中国地方の名峰「大山(だいせん)」の南側、別名「奥(おく)大山(だいせん)」とも言われ、雄大な自然に囲まれ、4つの河川が合流し、府(中心)と成した水源の町です。
令和7年3月末現在の人口2,441人。15歳までの子どもの数は212人、高齢化率50.76%と、中山間地が抱える人口減少・少子高齢化の進行は顕著なものがあります。
子ども・子育てを取り巻く環境
江府町には、公立の保育園と小中一貫の義務教育学校が1カ所ずつあり小さい町ならではの特色ある施策を展開しています。例えば、保育料については、第1子から何人でも完全無償化しています。また、学校給食の完全無償化や高校生までの児童生徒がいる家庭へのWi-Fi使用料補助など子育て支援施策に取り組んでいます。
一方で、町の子育てに関わる施設は、古いもので建設から40年以上経過しており、老朽化が進んでいます。また、町内公園の遊具なども経年劣化が著しく、子どもたちを取り巻く「物的環境」について、更新していく必要に迫られています。
また、子どもたちの発育過程で非常に重要な幼少期において、特に社会性の育成という観点で見ると、以前よりも子どもの活動機会・経験や人との関わりが稀薄になりつつあるなど、人口減少が進む小さな町だからこその課題も多くあります。
しかし、「人と人との関わりが稀薄になっている。」
これは江府町に限ったことではなく、都市部への人口流出や新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに、全国的な問題に変化したと考えられ、その影響は子どもたちのみならず、全ての世代において人との関わりやその機会を作りづらいものとしています。
このように人との関わり方が難しい現代を生きていく子どもたちが、将来、世界中のどこでも、誰とでも、臆することなく歩んでいくためにも、その社会性の育成(人との関わり、活動機会・経験)という点は、非常に重要であると考えております。
子どもたちに関わる全ての環境(ヒト・モノ・自然等の社会)の在り方と関わり方について、改めて見つめ直すだけでなく、江府町の抱える様々な課題の解決に取り組んでいきます。
これまでの取り組み
江府町全体で子どもたちを育てていく。
コミュニティ・パークプロジェクトは、令和5年4月から12月にかけて地域と行政が協働し、町民参加型ワークショップ等を通し、コミュニティ・パークのコンセプトである「多様性が府を成し、育む社会性」を作り上げてきました。
コミュニティ・パーク コンセプト
多様性が府を成し、育む社会性
コンセプトは、子どもたちには小さい頃から多様な価値観を持つ人と出会い、とにかくたくさんの経験を重ねることで自分を理解し、将来の夢を見つける等、子どもたちの将来を願う参加者の声をカタチにしたものです。
また、「多様性」とは、保護者や地域の大人だけでなく、生き物や自然等も含まれています。
日常的にたくさんの出会いと体験を重ねることで、感性や社会性の成長へと繋げていきたいと考えています。
そして、地域の活力の低下やコミュニティの縮小といった課題を踏まえ、子どもたちと一緒に大人同士も交流し、人が繋がる拠点となることを目指します。
コミュニティ・パーク 建物設計(案)
最低でも日本一。
コミュニティ・パークは、江府町の全ての町民はもとより、世界中から子どもたちや子育て世帯が集いたくなるような施設を目指しています。
令和6年度は、コンセプトである「人と繋がる×体験する」を実現させるために必要となる要件や施設機能、子育ての在り方を議論し、コミュニティ・パークの「建物設計」までを実施してきました。
写真のような、どこまでも走り回れる“オーバルデッキ”(回廊型の通路)や様々な築山のアップダウンのあるグラウンド、ステージや広場、ダイナミックな遊びができる遊具を整備したいと考えています。
子どもたちの冒険心や探求心を刺激し、遊びの過程で“自然”と人とのつながりが生まれる。
ここを訪れた全ての人の記憶に残り続け、子どもたちの成長の糧となるような場所となることを願っています。
コミュニティ・パーク イメージ図(案)

施設全体 イメージ図

1F オーバルデッキから見るイメージ図
クラウドファンディングの目的
令和6年度より、関係者と連携し、建物のデザイン設計が現在進行中です。
令和8年度以降に始まる建築工事の費用について、皆様からのご支援を頂戴したく思います。
コミュニティ・パークは、令和9年度中の完成を目標としています。
おわりに
ここまでご覧いただきありがとうございました!
江府町は、人口2,400人規模の小さな町ですが、大自然に囲まれた魅力あふれる町です。
このプロジェクトを通じて、町民の方だけでなく、町外の皆様との繋がりも大切にしていきたい思いがあります。
応援したくなるまちをつくる・・・本プロジェクトに、多くの皆様からのご支援をいただけますと幸いです。
