新型コロナウイルスにより経済打撃を受けた市内観光産業への経済対策を実施しています
現在、高山市では新型コロナウイルス感染症の影響を受け、奥飛騨温泉郷・飛騨高山温泉に代表される魅力的な温泉地を守るための対策や、売り上げが減少する店舗などへの支援などの緊急経済対策を実施しています。
宿泊業における経済的負担の軽減
高山市には数多くの温泉がありますが、代表する温泉である「奥飛騨温泉郷」は、毎分約40,000リットルの豊富な湧出量があり、その鉱泉源は各宿所有のものや、組合で共同所有し、組合員からの利用料により管理しています。
今回コロナウイルス感染症の影響で、多くの宿泊施設の宿泊者数が激減している中でも、鉱泉源の維持管理はしなければならず、その経費などが掛かり経営を圧迫しています。
市ではそういった鉱泉源利用料等にかかる費用を補助し、宿泊業における経済的負担の軽減を行っています。
対策詳細
『温泉利用宿泊施設支援事業補助金』を創設し、売上が前年同期比で20%以上減少している温泉利用宿泊施設に対して、鉱泉源利用料等に係る費用を補助
商業機能の維持
高山市の主要産業は観光産業であり、観光産業に影響があると高山市の商業全体に大きな打撃を受けてしまいます。古い町並みや商店街には多くの土産物店や飲食店が軒を連ねていますが、観光客の減少によりテナント料等の支払いが困難な事業者も現れ始めています。市ではこういった店舗や事務所等の賃借料を補助することで商業機能の維持を図っていきます。
対策詳細
『商業機能等持続化事業補助金』を創設し、売上が前年同期比で20%以上減少している事業者に対して、店舗や事務所等の賃借料を補助