知覧特攻平和会館の展示設備をリニューアルし、特攻基地の軌跡をプロジェクションマッピングで伝えたい
特攻の史実を伝えるために最新の技術を導入したい
南九州市の知覧特攻平和会館には毎年40万人程の方が訪れています。
これまで旧知覧町の時代から、特攻の史実を知っていただくことで平和の大切さ、命の尊さを感じていただきたいと取り組んできました。
しかし、遺品等は大切に展示と保管をしていますが、本館は昭和62年に開館しているため一部の展示設備に古めかしさを感じる状況になってきました。
これまで何度も繰り返しご来館いただいている方が多いことを、来館いただいた方やふるさと納税の寄附者様のお声などから痛感していまして、設備のリニューアルの必要性を常々感じていました。
そこで、令和7年に戦後80年を迎えるこの機に、近年発達したプロジェクションマッピングの技術を用いた知覧飛行場を紹介するジオラマ展示を作ることにより、「映像でも当時を偲び後世に記録を残したい」と本プロジェクトが発足しました。
特攻基地の軌跡をプロジェクションマッピングで伝えたい
本館の遺品室には、当時の知覧飛行場を再現した「知覧の空」と題したジオラマがあります。
施設名称ボタンを押すとジオラマ上にあるランプが点くようになっていますが、これを一新して最新のプロジェクションマッピングによる立体映像を組み込み、点在する戦跡と基地の位置関係が分かるようになります。
また、基地から特攻機が出撃して行く様子を再現することで、館内の遺影、遺書、遺品をご覧になり隊員への思いを馳せながら、最後に知覧の空を飛び立つ様子や開聞岳上空を飛行する様子を、立体的な動きで追えるようになります。
今回、クラウドファンディング型ふるさと納税により、このプロジェクト費用を支援(寄附)いただける方を募集します。
申込期間は令和6年11月5日から1月31日までとなります。
特攻の史実を語り継ぐ
戦後80年を機に、来館者へ当時の状況をより分かりやすく見ていただくことができるように展示設備をリニューアルし、特攻の史実を通じて「伝える」はもとより、「伝わる」展示方法も改良を重ねていきます。
南九州市は、知覧特攻平和会館の運営以外に、「平和へのメッセージ from 知覧 スピーチコンテスト」の開催、知覧特攻慰霊顕彰会による「知覧特攻基地戦没者慰霊祭」を続けています。
戦争を知る世代が記憶を語る時代から、戦争を知らない世代がその記憶を継承しなければならない時代となってきました。
私たちは、先人の立てた誓いを受け継ぎ、繰り返し語り継ぐべきと考えています。
これからも、特攻隊員を追悼し続け、特攻隊員一人ひとりの心情について、思いを巡らし続けようと思います。そして、南九州市を訪れる多くの人々にも、ぜひ一緒に想い、祈っていきたいと考えています。
寄附金の使い道
皆様からいただいたご支援は、展示設備のリニューアルに関わる経費として充当させていただきます。
知覧特攻平和会館プロジェクションマッピングジオラマ制作事業
・ジオラマ制作
・プロジェクション用映像制作
・プロジェクションシステム構築
スケジュール
2024年11月 | プロジェクションマッピングジオラマ制作業務の開始 |
---|---|
2024年12月 | 展示施設リニューアルの準備作業 |
2025年1月 | プロジェクション用映像制作 |
2025年2月 | ジオラマ制作、施工設置 |
2025年4月 | プロジェクションシステム構築 |
2025年6月 | リニューアル公開予定(遅くなる場合があります。) |
寄附者のみなさまへ
私たちは、今までも、これからも、特攻の史実を伝えていきます。
南九州市への応援をよろしくお願いいたします。
本寄附金に返礼品は御座いませんが、御希望の方へ心ばかりのお礼の品をお送りします
本寄附金に通常の返礼品は御座いませんが、御希望の方へ、知覧特攻平和会館から心ばかりのお礼として、ペア入場招待券と本館のオリジナルポストカード(6枚1組)を寄附受領証明書に同封してお届けします。