子どもから大人まで、アートをもっと身近に。不知火美術館で誰もが創造性を育む機会を提供したい!
海に浮かぶ神秘の光・不知火(しらぬひ)を象った近代的な建築(北川原温+伊藤建築事務所)が印象的な宇城市不知火美術館は、図書館が併設している熊本県宇城市の美術館です。
地域の皆様の創作発表の場やイベントなど市民活動の場としても広く親しまれ、地域に根差した文化活動を続けてきました。
不知火美術館が目標としていることは、様々な人がアートに触れ自身の感性を刺激し、生活を豊かにする創造性を育んでいただくことです。
宇城市にアートと出会える場所があること、そして気軽にアート体験ができることを、もっと多くの方に知っていただくために、よりよい展覧会やイベントを開催していきたいと考えています。
皆様の温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
不知火美術館・図書館について
美術館と図書館が同じ建物に隣接して同居する不知火美術館・図書館は、熊本県宇城市不知火町に「不知火文化プラザ」として1999年に開館し、2022年に「不知火美術館・図書館」としてリニューアルオープンいたしました。
「マナブマベ・ツナグ展 」2024年4月 撮影:山本勇夢
「古里の家(シスコ、ミドリ、シユクコ、ミア、ケンサク)」塔本シスコ 1988年
不知火美術館では、宇城市にゆかりがある芸術家たちの作品をコレクションしています。
ブラジルに渡った後、世界的な抽象画家として活躍したマナブ間部や、画期的な版画技法と現代的な抒情性が世界的に高く評価されている野田哲也、53歳の時に絵を描き始め91歳で亡くなるまで精力的に作品を生み出した塔本シスコなど地元ゆかりの作家の作品を中心に収蔵しています。
年に1度は収蔵作品を紹介するコレクション展を実施するほか、貸館展示期間にも一部収蔵品を展示し、皆様に宇城市ゆかりの芸術家たちを知っていたいただく機会を設けています。
『誰もが創造性を育み 発揮する美術館』
不知火美術館は『誰もが創造性を育み 発揮する美術館』をコンセプトに活動を行っています。
このコンセプトを実現するために、展覧会はもちろんのこと、老若男女に向けた多数のイベント、洋画・水墨画などの美術館講座、アーティストと一緒にアートを楽しむワークショップやアーティストトークなどを開催してきました。
また、美術館が学校などの教育施設や介護施設にとびだして美術活動を行う「とびだすプロジェクト」を実施し、美術館にとどまらず、積極的に地域の方と関わり、アートに触れる機会の創出を図っています。
皆様のご支援のもと、2024年6月にはリニューアル後2年3カ月で、来館者数100万人を達成いたしました。
小さなお子様がいるファミリー層や学生、ご高齢の方々を中心に変わらぬご愛顧をいただき、言葉にしきれないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。
当館はこれからも、「いつでもアートに触れることができ自己表現ができる場所」、「人が集まり新しい価値が生まれる場所」になることを目指していきます。
寄附金の使い道
「トイパラダイス:トイザウルスのすむ楽園」2023年7月 撮影:山本勇夢
不知火美術館では、美術館やアートをもっと身近にする取り組みのひとつとして年3回、現代アートを中心とした展覧会を開催しています。
本プロジェクトを通していただいた寄附金は、2025年度の展覧会開催費用として大切に使わせていただきます。
主な使い道として、アーティストの作品制作や会場設営費用、イベント、展覧会告知など、多くの方々に展覧会をお楽しみいただけるよう還元していきたいと考えています。
「つん 今日も「あなぐまち」で生きていく」2024年7月 撮影:山本勇夢
<展覧会の目的>
・芸術家たちが心血を注いで生み出した作品を観ていただきたい
・宇城市が誇る芸術家たちを知っていただきたい
・自身の創作意欲を刺激しエネルギッシュな活動につなげていただくための機会を創出したい
これからも多くの方が作品と出会い、創造性を育める場所をつくり、人とアートと地域が繋がるきっかけを発信し続けていきます。
皆様の温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。