篠島養殖牡蠣をさらに美味しく、いつでも全国の食卓へ
獲る漁業から育てる漁業へ、漁場を守り、未来へ繋げる
冬の味覚の一つである牡蠣。南知多町は、水質などの条件は整っているため、2015年に県内で初の牡蠣養殖を篠島にて開始しました。
当町のしらす漁は、海の環境が変わり、資源であるしらすや魚が減少しているという深刻な状況から、この牡蠣養殖をしらす漁の漁師が行っております。
篠島の養殖牡蠣をいつでも全国へ
今回のプロジェクトでは、現在篠島で行っている「筏養殖」では、生産量の供給や提供時期が限られることから牡蠣養殖のトレンドである三倍体牡蠣※を用い、養殖過程から稚貝を1個ずつバラバラの状態でバスケットに入れて養殖するシングルシードの牡蠣養殖を行います。
三倍体牡蠣のバスケット養殖により、正確な個数管理・生育管理ができます。また、シングルシード牡蠣は牡蠣の形が一定で丸く、殻に対して身入り率が高く育ち、品質も高いことから、高品質な牡蠣をみなさまの食卓へいつでもお届けできます。
※三倍体牡蠣:生殖機能を抑制した育成された卵を産まない牡蠣のことで、牡蠣が産卵しないので年間で出荷できるようになります。
シングルシード
ブランド力向上への取組
シングルシード牡蠣の創出だけでなく、全国区への知名度向上に向けて、2月に豊洲市場にて行われている「牡蠣ー1グランプリ」が開催されております。
昨年は生食部門のグランプリ等の牡蠣は全てシングルシードでバスケット養殖されたものです。ここでの入賞を目指し、プロモーション等にも力をいれ、ブランド力向上につなげていきます。
今回のプロジェクトは、篠島の貴重な水産資源・魚が豊かな漁場を次世代に残す取り組みでもあります。篠島ではシラスを中心に漁獲高が減っております。漁師の新たな収入源として牡蠣養殖を発展させていくだけでなく、地域の子どもたちにも、漁業の現状を発信する機会や理解を深める活動を積極的に行っていきたいと考えております。
新たな手法の牡蠣養殖により、地域の新たな雇用の創出や篠島の漁業振興、ひいては南知多町の発展に寄与してまいります。
今回のプロジェクトでは牡蠣の養殖手法を最新のトレンドの手法にすることによって、新鮮な牡蠣を時期問わず全国の皆様にお届けしたいと考えております。
南知多町篠島の新たな養殖牡蠣をより多くの方に提供し、篠島に牡蠣を目当てに来られるお客様が増えるようなブランド牡蠣にしたいと熱意をもって取り組まさせていただきます。
是非、ご賛同、応援をお願いいたします。
事業実施のスケジュール
2024年10月 | 養殖バスケット設置 |
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2024年11月~ | バスケット養殖開始 |
2025年1月20日以降 | 順次返礼品出荷開始 |