魅力的な人材・組織とのコラボレーションを通じ、子どもたちや教師が新しい時代の到来にワクワクする学びを実現したい
Society5.0時代の教育のカギは「社会に開かれた教育課程」
AIやビッグデータ、ロボティクスがほとんどのルーチンワークをこなし、社会が急激に進化する「Society5.0」。子どもたちは大人になった頃、こうした社会で生きていかなくてはなりません。
こうした時代で生き抜く様々な力(リアルな社会課題を発見する力、コトを起こす力、プログラミング的思考(力)等)を育てるため、学校が様々な人材・組織と協働(コラボレーション)して教育活動を作り上げていくこと、いわゆる「社会に開かれた教育課程」の実現が求められています。
このようなコラボレーションのためには様々な経費がかかりますが、市立学校においてはその資金的裏付けは乏しく、企業CSRや研究協力、製品のパイロット版開発への協力など、学校と相手方がお互いにwin-winとなる限られた条件でしか実施ができません。そのため、拡大・持続の可能性に課題を抱えています。
こうした状況を打破し、未来を生き抜く力を育むことができる魅力ある教育活動を、鎌倉の豊かな人材・NPO・企業・大学等との素敵なコラボレーションを通じて実現したい。
これが鎌倉スクールコラボファンドの願いです。
より魅力的で豊かな学びを子どもたちに
鎌倉スクールコラボファンドは、学校が主体となり、魅力的な人材・NPO・企業・大学等とのコラボレーションにより、子どもたちにSociety5.0を生き抜く力を育む教育活動の実現のために活用します。
これまで実施したクラウドファンディングでのご支援を活用して、令和3年度は2校、令和4年度は7校、令和5年度は14校19件において様々な人材・組織とのコラボレーションによる学習が実現しました。
令和3年度は、SDGs教育の専門家や大学生とコラボレーションすることにより、多様なテーマを正面から受け止め、子どもたちが自分で設定した社会課題の解決策を探究する学習に活用しました。地球環境問題、多様な性や障害といったダイバーシティ、プラスチック、核兵器の廃絶など、持続可能な社会を作るために子どもたちが関心を持つテーマについてリアルな学びを実現することができました。
令和3年度の取組は、鎌倉市教育委員会noteでも紹介しています。
令和4年度は、委員会活動や運動会を通じた未来へつなぐ学校づくり、介助犬・聴導犬、車いすバスケの体験を通じて「みんなが暮らしやすい社会」を考える福祉に関する総合学習、学校教材のプラスチック再利用に関する探究、シティズンシップ教育、防災広告の作成を通じた想像力及び創造力の育成など、様々な取組が実現しました。
令和4年度の取組は、鎌倉市教育委員会noteでも紹介しています。
令和5年度はさらに活用校が増え、様々な教育活動を行いました。
- まちの素敵がいっぱいの手書き地図の作成
- 地域の資源を活かして環境を学ぶ授業
- ワクワクモヤモヤから考える課題解決のワークショップ
- 学級づくり、学年づくりのためのチームビルディングの体験
- 伝えるチカラを伝わるチカラに~非言語表現を使いこなす映像に関する授業
- 食×伝統舞踊で運動会の表現を作る活動
- 踊りを通して自分を表現してみよう
- みんなが暮らしやすい社会を考えよう
- タグラグビーを軸とした学年運営のトライなど
- 漁港で見て聞いて触って運動会のソーラン節に活かそう
- プロのソーラン節ダンサーからソーラン節を教わろう
- 自分の好き×鎌倉を深掘りし、つながろう鎌倉と、つなげよう鎌倉を
令和5年度の取組は、鎌倉市教育委員会noteでも紹介しています。
令和6年度も多くの学校で鎌倉スクールコラボファンドを活用した教育活動が始まっています。
- 踊りから世界の文化を知り表現する探究学習
- インタビューを通して様々な分野で活躍する働く人から働く喜びや意義を学ぶ授業
- 陶芸で日本の伝統工芸を学び、豊かな感性を育む授業
- 模擬市長選を通して社会課題を探究する課題解決型学習 など
令和6年度の取組は、鎌倉市教育委員会noteでも紹介しています。
魅力的な人材・組織とのコラボレーションを通じて、子どもたちや教師が新しい時代の到来にドキドキし、自分が将来できそうな事にワクワクする学びを実現したい
鎌倉スクールコラボファンドで実現できる取組はこれだけに留まりません。
今後もコラボレーションによる「社会に開かれた教育課程」の実現を通じて、子どもたちが社会の変化を肯定的に捉え、自分も社会に良い影響を与えられることにワクワクする、そんな教育を実現したいと考えています。
寄附金の使い道
集まった寄附金については、鎌倉市立小中学校において、
・リアルな社会課題に基づくプロジェクト型学習
・多様な特性のある子どもへの個に応じた支援・指導 など
学校現場が主体となり、魅力的な人材・NPO・企業・大学等の外部機関とコラボレーションしながら更に魅力的な教育を実現するための経費として活用させていただきます。なお、活用する学校や具体的な内容については、年度当初に学校からの申請により、決定します。
※本事業に活用する予算は、市議会での審議を経た上での決定となります。
鎌倉スクールコラボファンドを活用した取組については、鎌倉市教育委員会noteや各種SNSにより随時発信します。ぜひご覧ください。
鎌倉の教育にたずさわっている人たちからのメッセージ
鎌倉市長 松尾 崇
今後訪れる「Society5.0」という社会でたくましく生きることのできる鎌倉の子どもたちを育てるためには、課題解決型の教育展開が求められています。そのためには様々な企業や大学などの外部との連携を通じた新時代の鎌倉ならではの教育を実現していく必要があると考えます。
これからの社会を子どもたちが生きていくうえで、必要になる力を身に付けるために鎌倉を愛する皆さんのお力添えをお願いいたします。
鎌倉市教育長 高橋 洋平
鎌倉スクールコラボファンドを活用した取組がスタートして4年が経過しました。
これまでに様々な専門知識を持った企業・大学・NPO等と協働しながら、子どもも教師もワクワクする教育が沢山の学校で生まれています。
皆さまからのご支援が、子どもたちの未来をつくるチカラになります。
鎌倉スクールコラボファンドを持続可能な取組とするためにも、皆さまからの応援をお願いいたします。
鎌倉市長 松尾 崇
今後訪れる「Society5.0」という社会でたくましく生きることのできる鎌倉の子どもたちを育てるためには、課題解決型の教育展開が求められています。そのためには様々な企業や大学などの外部との連携を通じた新時代の鎌倉ならではの教育を実現していく必要があると考えます。
これからの社会を子どもたちが生きていくうえで、必要になる力を身に付けるために鎌倉を愛する皆さんのお力添えをお願いいたします。
鎌倉市教育長 高橋 洋平
鎌倉スクールコラボファンドを活用した取組がスタートして4年が経過しました。
これまでに様々な専門知識を持った企業・大学・NPO等と協働しながら、子どもも教師もワクワクする教育が沢山の学校で生まれています。
皆さまからのご支援が、子どもたちの未来をつくるチカラになります。
鎌倉スクールコラボファンドを持続可能な取組とするためにも、皆さまからの応援をお願いいたします。
鎌倉スクールコラボファンドを活用した小学校の先生方
「子どもたちの『探究』のきっかけを作ってもらいました!」
鎌倉スクールコラボファンドを活用した中学校の先生方
「我々のネットワークにはない様々な講師にお越しいただきました。教員が知らない、実際に活動されている方々の『生の声』で生徒の学習に深みが生まれました。」
コラボレーションしたゴミフェス532 代表
「子どもたちが社会の仕組みにモヤモヤしている課題を、探究して学ぶことができることは素晴らしいことだと思います。
常識を打ち破り、チャレンジする力を応援しています!」
コラボレーションした手書き地図推進委員会 研究員の皆さん
「手書き地図作りを通して、自分の視点で物事を見ることの面白さやそれを伝える難しさも知ってもらえたと思っています。
将来社会に出た時、また一緒に手書き地図を作りましょう。
その日が来るのを楽しみに待ってるゼ!」