活動報告日:2024/11/22
令和6年度の食育支援活動について、報告します。(1)
令和6年6月21日(金) 高知県内の大学(高知大学物部キャンパス、高知県立大学永国寺キャンパス・池キャンパス)に支援を行ってきました。
キャンパスによっては200名以上が列を作り、食べ物をみて目を輝かせていました。
高知大学
児童養護施設 さくら園、児童心理治療施設 さくらの森学園にスイートコーンの収穫体験を実施しました。
さくらの森学園施設長の『幼少期の記憶は奥底に残る…辛い記憶だけでなく、美味しいものを食べたという記憶に+αとして、実際に自分達の体を動かしたということで、より鮮明に記憶に残してあげたい。それで、施設に入るまでの記憶を少しでも薄れさせることができれば。』との言葉があり、当初は食料品の支援のみを想定していましたが、生産者にお願いをして、収穫体験もさせていただきました。
7月7日(日)児童養護施設 さくら園に実施
7月10日(水)児童心理治療施設 さくらの森学園に実施
今まで、スイートコーンを食べれなかった子どもが、目を輝かせながら頬張る姿をみて、この体験もこの子たちの大切な記憶に残ると思いました。
※児童養護施設の子どもたちということで、写真をだすことが難しい子どもたちもいることから、写真が少なくなっております。また子どもたちの顔が映っていない部分が多いのも、同様の理由となります。ご理解をお願いします。
令和6年7月17日(水) 高知県内の高知大学岡豊キャンパス(医学部)に支援を行ってきました。
200名以上が列を作り、越知町特産品を楽しみに受け取っていました。
児童養護施設 さくら園、児童心理治療施設 さくらの森学園に食料品の支援をしてきました。
園の施設長などと相談し、ご飯やお肉・野菜などの子どもの成長に必要な食料品の購入費用はあるとのことでした。ただ、パンやジャム・ドリンクなどは、善意の寄附にお願いするしかない状況とのことでした。
販売が終わり、残ったパンがあれば声をかけてもらい取りにいくこともあったとのお話でした。
子どもたちの中にはパンが好きな子どもも多くいるため、食育支援としてお願いできないかとの相談があり、支援が決定しました。
6月28日、7月11日、7月25日に支援を実施しました。
町のパン屋である『メルヘン』と町でジャムやドリンクなどの加工品の製造を行っている『岡林農園』にご協力をいただいて、70人分を用意いたしました。
家庭環境などに影響されず、「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得して貰えるように支援を進めております。
未就学児から大学生まで、幅広い子ども達の今後の選択肢が増える活動を行ってまいります。
引き続きみなさまのご協力、応援のほど、何卒よろしくお願い致します。
小学5年生が高知の郷土料理『カツオの藁焼きたたき』の体験をおこないました。
越知町では、北海道滝上町と友好交流町として、交流しており、夏の暑い高知を北海道のこどもに…冬の寒い時期の北海道を越知の子どもに体験してもらおうと、小学5年生が毎年交流をおこなってます。
カツオの藁焼きたたきの体験は、令和元年を最後に実施が行われておりませんでした。
今年度から食育支援活動を実施し、その中で7月31日に北海道の子どもたちが来た際に、越知町の子どもたちとの交流事業で、高知の郷土料理である『カツオの藁焼きタタキ』を作りました。
熱い炎に腰が引けながら、一生懸命藁焼きタタキを作っていた姿が印象的でした。
また新型コロナウイルス発生前に実施していた写真を見て、自身や友達の兄弟姉妹がタタキをやっていると盛り上がっていました。
夏休みの期間に小学生を対象として料理教室を開催しました。
越知町の小学生を対象として、夏休みの時期に2回実施しました。
1回目は、地域おこし協力隊を卒業した方に講師となっていただいて、ピザ・コンニャク・スイカのスムージーを作りました。お昼ご飯後ということもあり、ピザとコンニャクは家庭に持ち帰り、スムージーはおやつとして、飲んでそれから親御さんが迎えにくるまで、遊んでました。
2回目は、佐川高校生が、パンケーキを教えてくれました。(佐川高校は、越知町に高校はないので、流域の基幹高校になります。)
みんなそれぞれ、性格のでるデコレーションをして楽しそうに盛り付けて、美味しく食べてました。…美味しかったらしく、家でも作ってた男の子もいるみたいで…お母さんが『これからは男も料理ができんとねー』っと、喜んでました。
自分が食べたいものを作るというのが料理するきっかけになり、それが家庭へとつながっていき、料理教室をやった意義が達成できたと思います。
あめごの掴み取りイベントを開催しました。
8月24日に越知町宮の前公園にて、あめごの掴み取りをし、焼きあめごを食べるイベントを開催しました。
その他にも、竹で作ったそうめん流しの台でそうめん流しをしたり、自然の中で思いっきり楽しめる自然遊び場体験を企画しました。
元気に泳いでいるあめごを捕まえ、その後焼きあめごを食べるという滅多に体験出来ない機会となりました。
今回のイベントは、ふるさと納税で頂いた寄附により開催する事が出来ました。
子どもから大人まで楽しめる貴重な食育体験のイベントとなりました。
高知大学(朝倉キャンパス)への支援を行いました。
10月9日(水)高知大学朝倉キャンパスへの支援を行いました。
当日は天気もよく、250名以上の大学生が集まりました。
10月24日(木)高知大学(物部キャンパス)、高知県立大学(永国寺キャンパス・池キャンパス)への支援を行いました。
多くの学生たちが集まりました。
今回の取り組みについて、学生たちの意見を聞いたところ
『本当に助かってます。美味しい食材を新鮮な状態で食べれることがあまりないです。また看護学部なのでバイトにあまり入らず食費を削ることが多いためとても感謝しています。普段買わない食材を食べれることが幸せです。』
『今回食パンや野菜、クッキーなどをいただけてとても嬉しかったです。授業が5限まであることが多く、土日はバイトでなかなか買い物に行けなかったり、行っても野菜などは高くて手が出しにくかったので今回ピーマンやきゅうり、大根をいただけてとても助かりました。また、食パンだけでなく、ジャムまで一緒にくださって、組み合わせも考えてくださっているのだなと優しさが伝わりました。一人暮らしの大学生にとってとてもありがたい支援ですので、続けていただけると嬉しいです。』
『一人暮らしをしていてバイトはしているものの体型をキープしたいという思いから食費にかけるお金は平均よりもかなり低いです。頂くことで食への関心を持ち、頂いてからは野菜を必ず食事に取り入れることにしています。こうした活動の1歩が一人暮らし大学生には必要なのかもしれません。とても感謝しています。』
『今年は2度、食料支援の抽選会に参加いたしました。お米やパンなどは毎日の食事には欠かせないものなので非常に魅力的でした。残念ながらどちらも抽選ははずれてしまったのですが、ハズレ賞としてクッキーやお野菜などをいただきまして、とてもありがたかったです。食料支援の側面ではもちろん、友人と抽選に参加する楽しみも味わうことができました。私は今年で卒業ですが、残る後輩たちのためにも、支援を続けていただくことを切に願っております。』
『このイベントがあるまでは、越知町のことをほとんど知りませんでした。しかし、イベントの開催によって、まず越知町の存在を知り、さらに越知町がどのような場所であるのか分かり、越知町に興味を持ちました。越知町の名産品はとても美味しく、配布されたパンフレットを見て越知町の魅力に気付きました。機会があれば、越知町にぜひ行ってみたいです。このようにイベントの開催は、越知町を全く知らなかった私が、越知町に興味を持てるきっかけになりました。そのため、来年以降もこのようなイベントを開催し、多くの人に越知町を知ってもらうきっかけを作ってほしいです。今回は最高のイベントを企画していただき、誠にありがとうございました。来年以降もこのような機会がございましたら、何卒よろしくお願い申し上げます。』
まだまだ多くの大学生の意見をいただきましたが、抜粋させていただき、皆様に報告させていただきます。
物部キャンパスでは、職員の方々が非常に協力的で大学生に貰うだけでなく、楽しんで貰えるように抽選会という形で実施しました。
皆さまからの温かい支援が、越知町を通して多くの子供たちにつながっていくことを感じていただけましたら、幸いです。
令和6年11月4日児童養護施設 さくら園と児童心理治療施設 さくらの森学園の子どもたちを招待して、あめご(魚)のつかみどりを行いました。
高知でも朝は冷え込んできていましたが、天気にも恵まれ、子どもたちが行うときには23℃で日差しにあたると、少し温かい体感になりました。
生き物をつかみ取る体験を通して、食事ということを意識するきっかけになったと思います。
つかみどりしたあめごは、施設に持ち帰りバーベキューで美味しく食べるとのことでした。
※児童養護施設の子どもたちということで、写真をだすことが難しい子どもたちもいることから、写真が少なくなっております。また子どもたちの顔が映っていない部分が多いのも、同様の理由となります。ご理解をお願いします。
11月14日(木)高知県立大学(永国寺キャンパス・池キャンパス)への支援を行いました。
今回の取り組みについて、大学生の意見がありました。
『野菜を頂けると、自炊しようという気持ちになれて、生活も充実するのでとても助かっています』
『いつもおいしい食べ物、飲み物をありがとうございます。金欠で食べ物に困っているので本当に助かっています。今後機会があれば越知町に行きたいと思うほどいつも美味しいです。ありがとうございます。』
『食料支援のおかげで美味しいご飯を食べることが出来ているのでこれからも続けて欲しいです!』
『越知町は、人があたたかくて地域の雰囲気がとっても好きです!そんな越知町が来てくれることがすんごく嬉しいです^_^また来てください!!』
まだまだ多くの意見をいただいておりますが、抜粋させていただきました。
寄附者の皆さまにも少しでも大学生たちの支援に対する気持ちが伝わりましたら、幸いです。
越知町の食育支援の取り組みが表彰されました。
11月18日(月)東京都内において、「ふるさと納税の健全な発展を目指す自治体連合」から表彰されました。
ガバメントクラウドファンディングと企業版ふるさと納税で、食育支援を目的に寄せられた寄附金の活用に対しての表彰であります。
本年度は、小学生向けに料理教室を開催、アメゴのつかみ取り体験や藁焼きたたきの体験を通して、生き物をおいしく食べることのありがたさを感じてもらう教育などを実施しました。
また、越知町出身の大学生等へ米や野菜、肉、ドリンクなど、希望する越知町の特産品を定期的に送り、一層勉学に励んでもらえるように取り組んでいます。学生からもご両親からも喜んでいただいております。
また、県内の大学に通っている学生にも、合計11回、直接大学に越知町の特産品や観光パンフレットを届け、200人ほどが並ぶ場面も見られました。
学生たちは、「節約生活の中ありがたい」「食に関心を持つきっかけになった」「越知町へ行って仁淀川を見てみたい」「聖神社に行ってきた」などの感想もいただき、関係人口の創出につながる取り組みとなっています。
同連合からは、「寄附者の思いに応え、ふるさとの活性化につなげた」として一連の取り組みを評価していただきました。
今後も、未来を背負う子どもたちや若者への支援を継続したいと考えています。
皆さまからの温かいご支援をいただいて、取り組みを実施ができるようになり、そこから企業の方々にも支援の輪が広がり、このような表彰をいただけることになりました。
今後も1人でも多くの子どもたちが笑顔になるように取り組んで参ります。
今後とも越知町をよろしくお願いいたします。