駅近に防災機能を兼ね備え、四季を感じられる緑豊かな広場をつくりたい!
市街地における緑とふれあえる場やこどもたちの遊び場が少ない
川越市は、埼玉県の中央部よりやや南部、 武蔵野台地の東北端に位置し、35万人を超える人口を有する都市です。
中心市街地の北部地域には、蔵造りの町並みが残っており、古き良き城下町の歴史を感じることができます。また、ユネスコ無形文化遺産に登録された「川越まつり」をはじめとする、魅力的な歴史的・文化的遺産が数多く残っています。
また、南部地域には、JR・東武鉄道・西武鉄道が乗り入れる鉄道三駅が集中し、商業地・住宅地が広がっています。
しかしながら、この3駅周辺には公園や緑地が少なく、豊かな緑の中でくつろげる場所や、こどもが走り回れる場所が少ないこと、まちなかの暑さ対策等が長年の課題となっています。
特に、川越駅西口周辺には保育園が多数あるものの、こどもたちが思い切り走り回れる規模の公園まで行くためには車通りの多い国道を超えて行く必要があるため、近くの舗装された広場などで遊んでいる状況です。
現在、川越市では、川越駅西口から徒歩5分の場所に、防災機能を有する広場((仮称)新宿町1丁目広場)を整備する事業に取り組んでいます。
当広場は、近隣にお住いの方だけでなく、川越市外から訪れる方や通勤・通学をしている方にも、平常時には憩いの場として、災害時には一時避難場所としてご利用いただくことを想定しています。
ここを訪れる方がくつろぎ、四季を感じられる場とするため、開放感あふれる芝生広場を中心に、様々な樹木を植樹します。
また、こどもたちが思い切り楽しめる遊具や、イベント広場を整備する予定です。
今回は第1弾として、クラウドファンディングを活用し、サクラやモミジ等の四季を感じられる樹木や、耐火性の高いシラカシ等の樹木を植樹します。
第2弾では、近隣の小学生に選んでもらった児童向けの複合遊具や、近隣保育園の保育士と保護者に選んでもらった乳幼児向けの遊具を整備することを予定しています。
植樹を行うことにより、3つの効果を目指します!
- まちなかに憩いの空間をつくります
樹木などの緑は、ストレス解消や緊張の緩和など、見る人に安らぎを与えるものと言われています。駅から徒歩5分のまちなかに、開放感あふれる広い芝生広場、安らぎや癒しを与えてくれる樹木を植樹し、憩いの広場をつくります。 - 自然環境の保全に貢献します
川越市では、令和3年5月1日に小江戸かわごえ脱炭素宣言を表明し、「2050年二酸化炭素排出量実質ゼロ」の脱炭素社会を目指して、市民・事業者・民間団体と力を合わせ、様々な対策に取り組んでいます。地球温暖化やまちなかの暑さ対策のほか、自然に生息する生き物を守ることに繋がるよう、豊かな緑があふれる広場をつくります。 - 広場の防災機能を高めます
防災機能も兼ね備えた当広場は、火災時の延焼遅延効果を持つ空間でもあり、地域住民だけでなく、本市を訪れる方や本市に通勤・通学している方の避難場所にもなります。耐火性に優れた樹木を植樹することで、当広場の防災機能をさらに高めます。
寄附の使い道
いただいた寄附金については、(仮称)新宿町1丁目広場整備事業における寄附植樹事業に活用します。主な用途は以下のとおりです。
・サクラやモミジなどの木々を購入します。(植栽購入費)
・広場に植樹する際の工事費用に充てます。(整備工事費)
※寄附をしていただいた方に植樹自体に参加していただくことは予定しておりません。
なお、将来この事業用地の用途を変更することとなった場合には、植樹した樹木の移設等を行う場合もあります。
◎目標金額を上回った場合は、「緑の基金」に積立を行います。
まちなかに緑を増やす取組にあなたも参加しませんか?
このたびは、本プロジェクトに興味をもっていただき、ありがとうございます。
令和3年に脱炭素宣言を表明してから、市民の皆様をはじめ多くの方のご協力のもと、市内の緑を増やす取組を行ってきました。まちの発展と緑の確保の実現を目指し、地球温暖化やまちなかの暑さ対策に一緒に取り組みませんか?
最後になりますが、今回のクラウドファンディングをきっかけに、川越市に足を運んでいただき、完成後の広場をはじめ、蔵造りの町並みなどの魅力ある観光スポットで楽しんでいただければ幸いです。
今後のスケジュール
令和6年度 | 広場整備工事(造成等工事) |
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令和7年度 | 広場整備工事(施設整備) |
令和8年度 | 広場供用開始 |