燕市旧浄水場配水塔を始め、燕の文化を未来へ継承したい!
燕市旧浄水場配水塔は、昭和16年、燕市(当時:燕町)が本格的な上水道施設を建設した際に建てられました。
その高さは31m、鉄筋コンクリート造の5階建てで、最上部は貯水槽となっています。
浄水場移転後も配水塔だけは残り、燕の町の発展を見守り続けてきました。
燕市旧浄水場(1955年頃)〔深海庄吉氏 撮影〕
平成25年には国の登録有形文化財となり、市民からは通称「水道の塔」として親しまれています。
この水道の塔は、近年老朽化が進んでおり、外壁の剥落などにより、現在は防護ネットに全体が覆われ、内部見学はもちろん周辺にも近寄ることはできず、その美しさが失われたままとなっています。
市民に愛され、この地域のシンボルとなっている水道の塔について、文化財の価値を後世に伝えるためにも、適切な修繕を行い、活用を図って行く必要がありますが、修繕には多くの費用が見込まれることから、このたびクラウドファンディングを実施するものです。
また、水道の塔の他にも燕市には様々な文化財が存在し、個人等が所有するものも併せて、
その数は93にものぼります。
その全てが燕の文化を後世に伝える大切な財産であることから、それらの保護・管理にかかる所有者の金銭的な負担を軽減するための補助制度についても拡充していく予定です。