栂池自然園内中間部に位置する木道約350mを整備するため皆様のご協力よろしくお願いいたします!
中部山岳国立公園内に広がる高層湿原「栂池自然園」は、小谷村を代表する観光資源であり、日本を代表する貴重な湿原です。
栂池自然園は、標高約1900mの高山部に約100haの規模で広がり、ここへはゴンドラとロープウェイを乗り継いで気軽に行くことが出来ます。園内には約5.5kmの木道の遊歩道が整備され気軽にトレッキングが楽しめます。
湿原は、泥炭層が非常に長い年月をかけて堆積していくことにより形成されます。その堆積速度は1年間に1ミリ弱といわれ、堆積の段階により低層湿原~中間湿原~高層湿原へと発達していくといわれています。
この湿原の状態により植生も変化し、季節を変えて約200種の貴重な高山植物を見ることができます。
このような湿原や高山植物を守り、そして皆様に楽しんでいただくため、園内の木道は整備されています。
しかしながら、冬季には約4mの積雪があり、また、雪崩などにより、この木道の劣化は激しいものがあり、お客様と貴重な湿原を守るため、小谷村では木道の整備を進めています。
当該立地は標高約2000mに位置しているため資材はヘリコプターでの空輸となります。また、厳しい気候に耐えなるべく長期間維持できるよう、木道へは特殊な表面加工が施されます。そのため、木道の整備費はとても高額となります。
この貴重な湿原を守り活かす取組みにぜひご協力のほどよろしくお願いいたします。