人と猫が共存できるまち甲斐市へ!猫の不妊・去勢手術支援プロジェクト
甲斐市では猫の無秩序な繁殖による糞尿被害や、鳴き声の苦情が後を絶ちません。また、かわいそうだと猫に餌を与える人に対する近隣トラブルも発生しています。
そうした状況から令和4年度から山梨県の助成をうけ、猫の不妊・去勢手術補助金事業を行ってまいりました。
人も猫も同じ命として、共存していける社会づくりを目指し、過剰な繁殖により亡くなってしまう猫を少しでも減らすために、皆様のご協力をお願いいたします。
山梨県と甲斐市の現状
毎年約300~400頭・・・これは山梨県が発表している猫の引取り件数です。
その大半は望まない出産によって生まれた子猫たちで、まだ目も開かず、へその緒がついたまま搬入されてきます。この時点で弱っている場合は、保護が間に合わず亡くなってしまうこともあります。
「猫が家に糞をするから困る。引き取ってほしい」
「〇〇さんが猫に餌をあげたせいで繁殖している。どうにかしてほしい」
毎日のように市へ問い合わせがきます。
猫は何も悪くない。
けれどそこに住んでいる人には生活があります。どうにかしたいと思うのは当然です。
せめて繁殖を抑えることができれば、このような不幸な猫を減らせるかもしれない。
現状を重く見た山梨県は令和2年度から飼い主のいない猫を、令和4年度からすべての猫を対象に不妊去勢手術の助成事業を開始しました。
甲斐市では合併当初から飼い猫を対象に不妊・去勢手術の補助事業を実施してきましたが、県の助成事業を活用し、現在は飼い主のいない猫にも対象を拡大し、補助事業を行っております。
県の補助事業が終了したあとも、こうした取り組みを継続していきたいと考えています。
TNR活動の推進
TNR活動とは、「Trap(トラップ)」「Neuter(ニューター)」「Reture(リターン)」の略です。望まない繁殖を防ぎ、一代限りの命をまっとうするため、不妊・去勢手術をおこなう取り組みです。
不妊・去勢手術をおこなうことで繁殖を防ぐことができ、発情期の糞尿被害や鳴き声も軽減されます。また猫自身も交尾による体の負担が軽減されます。
甲斐市ではTNR活動を推進しています。
近隣トラブルの原因が猫にならないように
猫が好きな人も嫌いな人もいます。嫌いじゃなくても糞尿をされたり、畑を荒らされると困ってしまいます。
地域で既に生活している猫をすぐに減らすことはできませんが、これから生まれる猫を抑制することはできます。
TNR活動を実施することで、殺処分されてしまう命や猫による近隣トラブルの減少に努めます。
寄附の使い道
県の補助に関わらず、飼い主のいない猫へのTNR活動、また猫全般への不妊・去勢手術費用の一部の補助を継続する費用に充てさせていただきます。
- 飼い主のいない猫の不妊、去勢手術費への補助
不妊:15,000円
去勢:10,000円 - 望まない妊娠をなくすための飼い猫の不妊、去勢手術費への補助
不妊:5,000円
去勢:3,000円 - クラウドファンディングに係る経費等
猫と人が幸せに暮らせる街へ
どんな状況であれ、生まれてきた子猫も大切な命です。
そんな子猫たちが、疎まれる存在になってしまうのは悲しいことです。
甲斐市では、人と猫がいがみ合うのではなく、ともに生き、ともに幸せに暮らせるような社会を目指していきたいと考えています。
そのためには、無秩序な繁殖を防ぎ、TNR活動を実施していくことが大切です。
人と猫の幸せな未来のために、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。