【財政非常事態宣言下】それでも守りたい子どもたちの未来と笑顔~医療費無償化継続へのご支援を!~
財政非常事態の宣言
現在、市川三郷町の財政運営は非常に厳しく、このままいくと近い将来、財政破綻しかねない状況にあります。これまでと同様の財政運営では真に必要な行政サービスの提供が困難になると予想されます。将来にわたり行政サービスを持続的に提供していくため、財政健全化に向けた抜本的・集中的な取り組みが必須となり、2023年9月に財政非常事態を宣言しました。
2023年10月実施住民説明会
こうした財政状況になった経緯
市川三郷町の財政が苦しくなっている理由に、町が運営する施設の数や行政サービス(支出)は変わらないのに、人口減少や高齢化による税収(収入)が減っている状況が挙げられます。さらに、社会保障関連経費も重い支出となり、財政運営は非常に厳しいものとなっております。
硬直化した財政状況
下の図は、本町合併時からの(※)経常収支比率を表したグラフです。直近の比率は98%を超えており、人件費・扶助費・公債費(借金の返済)などの義務的経費を含めた経常的支出が歳出のほとんどを占めており、財政構造が非常に硬直化していることを示しています。
この難局の突破に向けた抜本的・集中的改革
行財政改革推進計画の策定と実行
改革を実現するための年次計画(アクションプラン)を作成し、短期間で効果が表れるよう、3年間で抜本的・集中的な取り組みを行っていきます。
それでも守りたい子どもの未来と笑顔
市川三郷町では、これまでも、「金銭的な心配をせずに、必要な時に安心して医療機関の受診をしてほしい。早期治療を受けてほしい。」と、子ども(18歳以下)を対象に、保険診療分の医療費を助成(窓口無料化)してきました。
財政が厳しい状況ではありますが、この取り組みは「子どもを安心して生み育てることができる町づくり」には必要、かつ大切な「支出」です。
子どもたちの笑顔のために、未来のために、皆様のご支援をお願いいたします。
市川三郷町長 遠藤浩より
市川三郷町では、財政危機の突破に向けて、2023~2025年度の3年間で集中的に行財政改革に取り組み、財政健全化への道筋をつけます。
改革では、住んでいる人が地域を愛し、地域を誇り、地域に暮らす意義を実感できる住民本位の地域づくりによるGDW向上(町内総充実)を目指します。
守るべきものはしっかりと守り、住んでいる人も町も未来へとつながっていけるよう、全身全霊を捧げて、取り組んでまいります。