豊かな自然の残る渓流周辺を自然環境に配慮したかたちで整えていきたい!
こんにちは。江府町役場総務課奥大山振興室です。このたび、町の魅力を象徴するスポット「木谷沢渓流(きたにざわけいりゅう)」の環境保全と利活用についてのクラウドファンディングを企画しました。主な特産品が「天然水」である当町にとって、自然環境を守り・伝えていくことが何よりも大切だと考えています。
木谷沢渓流とは?
国立公園内に位置し、自然の状態を残している数少ない清流です。ブナやトチノキが多く自生しています。
渓流の様子
木谷沢渓流の魅力
野鳥やミズゴケをはじめとする多くの希少な動植物を観察できる場所となっています。また、県道から近く気軽に森林浴をすることができます。他にも養殖場跡地があり民俗文化も感じられる場所になります。
木谷沢渓流の現在の状況
近年、県内外から多くの方が訪れるようになりました。しかしながら、遊歩道・橋・看板などの老朽化が進み、危険な個所も出てきている状況です。早急に散策のための安全なルートを整える必要があります。また一方で、自然環境に配慮した保全計画や周辺整備をしっかりと進めていかなければなりません。
ボロボロの看板
今回のクラウドファンディングでは、木谷沢渓流全体の環境整備計画のもと、散策路周りの改修を行っていきたいと考えています。アドバイザーとして鳥取大学農学部教授の日置佳之氏を迎え、自然環境に配慮したかたちでの整備を行っていきます。
渓流の橋
日置教授のコメント
木谷沢渓流は、清冽な水が緑豊かな樹林の中を流れる西日本を代表する美しい渓谷であり、多くの人々が、春には新緑、夏には涼しさ、そして秋には紅葉を求めて訪れます。しかし、近年では人気が出たために過剰利用の恐れが出てきており、渓流とそれを取り巻く自然環境を保全するためには、適切な施設の整備や秩序ある利用のための仕組みづくりが必要です。木谷沢を愛する多くの方のご協力をお願い致します。
クラウドファンディングの目標金額 1000万円
内訳:環境整備事業 設計・工事及び材料費等
- 周辺駐車場整備(アスファルトの打ち直し、車止めの設置、白線引き、バリケードの設置等)植生の荒れ防止に配慮し、導線を整理した形での駐車場の再整備を行う/来訪者の安全性を高めることにも寄与・自然環境に配慮した形での散策路の新設/現状の散策路の補修については石や木などの自然由来の原料を利用/自然工法による溝の設置 など
- 橋の改修
フォトスポットとしても人気の橋を、安全性に配慮し架け直すかたちで改修 - 案内看板
散策地図や動植物の説明等を記載した看板を新たに設置 - 植生の保護
踏み荒らされたり、雨水の浸食で植生が荒れたりした箇所について、土壌改良を行い元の植生に戻す
地域資源の磨き上げ・環境保全の実践を目指す今回のクラウドファンディング、ぜひ注目していただけるとうれしいです。