世界遺産を守り、未来へ引き継ごう!
三角西港とは?
熊本県中央部にある宇城市の西端に位置する三角西港は、平成27年に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産として、世界文化遺産に登録されました。
現在も宇城市の主要な観光施設として年間28万人の来訪者が訪れています。
三角西港全体
現状と実施内容。そして、目指すところ
三角西港には、石積みの港湾施設をはじめとした、明治、大正期に建てられた築100年以上の文化財建造物(石積みの後方排水路を含む)があります。木造建築物の多くは、昭和60年代に一度大規模改修を行っていますが、老朽化が著しく、将来的な保存が困難な状態となりつつあります。また平成28年熊本地震を経験したことから、耐震、修繕を行い、来訪者への安心・安全を確保することが求められています。加えて、石積みの後方水路は、除草・浚渫を行い、文化財としての価値と景観を維持していかなければなりません。
さらに現在は十分とは言えない世界遺産としての共通展示や啓発グッズ作成の他、令和7年に世界遺産登録10周年を迎えることから、多くの方に三角西港を知ってもらい、来訪してもらうための取組を行っています。
水路体験学習
クラウドファンディングを実施する理由
世界遺産であり、また文化財指定を受けているため、建造物の耐震・修繕・景観維持を行ったうえで、その活用・啓発をもって、三角西港の価値を未来へつなげていく必要があります。しかし、これまで活用していた国庫補助金がもらえなくなる可能性があり、事業等を休止せざるを得ない状況となっています。そのため、外部活力として、クラウドファンディングを実施するものです。
三角西港埠頭西より
詳細な内容
本プロジェクトは、約5年間をかけて三角西港の世界遺産及び文化財価値の維持保全を基盤とし、その上で、今後の活用・啓発を図るものです。
価値の維持保全
(文化財)
龍驤館及び旧三角簡易裁判所等の耐震事業
旧宇土郡役所等の修繕
後方水路の除草及び浚渫
活用・啓発
啓発グッズの作成
共通展示
世界遺産登録10周年事業
旧三角簡易裁判所と見学風景
宇城市より応援して下さる皆様へ
これまで、他の世界遺産の構成自治体や近隣市町村とも連携を図りつつ、市として世界遺産や文化財の価値の維持保全と活用を進めていました。しかし、一自治体では取り組みたくても、限界があるのも事実です。
まずは、今回のプロジェクトをとおして、「三角西港とは・・・どんな場所?」「知りたい、行ってみたい、応援したい」そのようなきっかけになってくれたらと思っています。
皆様のご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
条件付き、限定返礼品!
条件
①今回のプロジェクトにより、目標額を達成し、龍驤館の耐震工事が着工された場合。
②返礼品なし、寄附金額1万円以上の方
③先着限定 100人
①~③の条件を満たした方のみ、工事で吹き替え予定である瓦の裏面に、寄附者のお名前を記入する特典をご用意しています。
三角西港へお越しいただき、現地にて工事状況を見学した後に、ご自身で瓦に名前をご記入頂きます。
(現地に来ることが困難な方には、市にて記入し、その写真をメール等にて送付予定としています。)