ブックスタートで贈る一冊の絵本をきっかけに、赤ちゃんとのふれあいの時間を紡ぎ「こころ」と「ことば」を育みたい!
子どもの読書活動の現状と課題
映像文化と電子メディアの急激な発展や生活環境の変化は、子どもの世界に大きな影響を与えています。
視覚的な演出や音で分かりやすい動画などが増加し、読書をする時間が奪われています。
多様化する情報社会という環境で育つ子どもの中には、「本を読まない」「人の話が聞けない」子どもたちが生まれているのが現状です。
読書や読み聞かせは、じっくり考える習慣や、人とのコミュニケーション能力向上の一助となります。
ブックスタート事業とは?
赤ちゃんの「ことば」と「こころ」を育むためには、たくさんのふれあいや、やさしい語りかけが大切だといわれています。
ブックスタートは、「絵本」を介して赤ちゃんとその保護者が肌のぬくもりを感じながら、言葉と心を通わすそのかけがえのないひと時を持つことを応援する事業です。
甲斐市の取り組みについて
本市では、平成16年に合併してからブックスタート事業を行っています。
4か月健診時に、赤ちゃんにとってのファーストブックとして絵本を1冊と、月齢にあわせたブックリストを手渡しています。
また、令和4年度からは2歳児健診時にも、セカンドブックとして絵本を1冊とブックリストを渡しています。
家庭でも絵本をひらくきっかけとなるよう、司書が実際に絵本の読み聞かせや、本の紹介をし、赤ちゃんとともに絵本を楽しむことの大切さを保護者の方に伝えています。
寄附金の使い道
集まった寄附金は、赤ちゃんに手渡す絵本の購入費用に活用させていただきます。
また、クラウドファンディングにかかる経費に充てさせていただきます。
本事業が目指す未来
いきいきとした絵と、心地よい言葉のリズムを持つ絵本は、「ことばを聴き」「ことばを知り」「ことばを使う」力につながります。
それらは、子どもたちの人生を豊かにし「生きる力」の基礎となります。
いつか社会に出たときに、本を通して育まれた「ことば」と「こころ」が子どもたちの助けとなるよう、その第一歩として今後も本事業を継続していきたいです。
子どもたちの未来のために、皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。