子どもたちが取り組む影絵プロジェクト
影絵師川村亘平斎と海陽町の子どもたちにより作られた影絵で、郷土の刀「海部刀」を楽しく学ぶ企画展「海部刀の光と影絵2023」を開催します。また、博物館エントランスロビーを影絵を楽しめる空間にリニューアルします。
言葉の壁を越えてたくさんの人に海陽町の魅力と文化を感じてほしい、海陽町に住む人たちに地元を誇りに思う気持ちを育て、海陽町に伝わる文化の継承をする人が増えてほしい、という思いで本プロジェクトを実施します。
影絵師と海陽町の子どもたちと博物館による、新しい刀と文化の展示方法への挑戦をぜひ応援してください。
「ふるさと海陽」の文化を伝えるために
文化館
海陽町立博物館は海陽町の文化遺産を知ってもらうために1998年に開館した小さな博物館です。町立博物館には阿波国を代表する海部刀や70,088枚の大里出土銭、大里古墳の模型などが展示されています。
郷土資料が教えてくれる海陽町の魅力を、地元の人を始めとした多くの人に伝え、海陽町の魅力を再発見してもらい、過疎化・少子高齢化により存続が危ぶまれる町の文化や文化財を継承する人が増えてほしいという願いで活動しています。
阿波国を代表する海部刀
海部刀
海部刀とは、色んな流派の作刀技術をアレンジした海部独自の作刀方法を受け継いだ刀工たちによって作られた刀です。
海部刀は大きく二種類に分かれ、三好長慶所持として伝わる「名物岩切海部」を始めとした有名刀工の作にも負けない美しさを誇る刀剣と、江戸の火消しの持ち物として注文されるほど丈夫で切れ味が良かった「海部庖刀」と言われる山刀風の脇指があります。
中でも独特なのが山刀風の脇指にごくまれに見られる背中にのこぎりのついた刀で、日本全国をみても海部刀にしか見られない珍しい形状です。
海陽町立博物館の新しい挑戦
海陽町立博物館では、定期的(春・夏・秋)に企画展を開催しています。より多くの人が気兼ねなく文化財に親しむきっかけを作りたいと、昨年に引き続きみんなで楽しめる企画展「海部刀の光の影絵2023」を、夏休みの期間に開催することになりました。
「海部刀の光と影絵」
影絵
誰もが一度は遊び親近感のある「影絵」と、美術的評価の高い「海部刀」を一緒に展示することで、刀は光の具合によって様々な表情を見せることに気づいてほしい!
光と影を操るプロである影絵師のもとで、地域の子どもたちと博物館が力を合わせて、海部刀の展示コーナーに影絵空間を作ります。
影絵と子ども
寄附金の使い道
・令和5年度海陽町立博物館企画展「海部刀の光の影絵2023」に関わる費用
・海陽町立博物館エントランスロビーリニューアルに関わる費用
影絵
海陽町の文化を継承する次の世代、海陽町を知らない町外の方、みんなが分かりやすく楽める新しい展示方法への挑戦です。
皆様どうぞ応援をよろしくお願いいたします。