国産ゴルフアイアンが日本で最初に誕生した地を、もっと元気に。
今や男性に限らず、若い女性からも人気のある英国生まれのスポーツ「ゴルフ」。そのゴルフを楽しむためになくてはならないのが“ゴルフクラブ”。市川町は、そのゴルフクラブが日本で最初に誕生した地です。
世界のトッププロが使用したことで、一躍、市川町発のアイアンに世界から注目が集まりました。
昭和初期から現在まで、国内外のトッププロも絶賛するアイアンを造り続けてきた職人達。
その技術は現代まで受け継がれていますが、国内のゴルフ市場は縮小の傾向にあり、2004年から14年経った今、日本のゴルフ人口は61.9%も落ち込み、売上規模も3分の1になったと言われています。さらに、海外製の製品が日本でも流通するようになったため、生産数量は減少しているのが現状です。日本の高い技術もモノが売れなければ衰退していってしまいます。
そのようななか、後継者不足に悩む事業所も多くあります。
市川町の地場産業を支えてきたゴルフアイアン製造ですが、全国的にも、ゴルフアイアンがこの市川町で生まれたことを知らない方がたくさんいらっしゃいます。
そこで、アイアンの製造工程や歴史、町内のメーカー製品の展示など、市川町の地場産業と市川町が誇るアイアン製造の技術を全国に情報発信する仕組みや、新たな市川ブランドゴルフアイアンの製作、プロゴルファー監修のゴルフアイアンの開発などに活用させていただきたいと考えています。
子どもから高齢者まで楽しむことができるゴルフ。市川町のアイアンの歴史に触れながら、ゴルフの楽しさをPRしていきたいと考えています。
市川町のアイアンの特徴
市川町のアイアンの特徴は、刀鍛冶の技術を応用した鍛造製法で、素材となる軟鉄を叩いて鍛えあげる製法です。この製法で造られるアイアンは、字の如く、叩いて鍛えることで、鉄の組成が凝縮され、柔らかくしなやかで丈夫なアイアンに仕上がります。
鉄の中では比較的柔らかい軟鉄を叩いて凝縮させて造るので、非常に密度が濃い鉄になり、芯を外したショットでも、アイアンに余計な振動が生じない為、柔らかい気持ちのいい打感になります。
また、軟鉄鍛造アイアンの特徴として、ライ角を調整できることです。自分のスイングに合わせた調整ができるので、より自分に合ったクラブに仕上げることができます。
ぜひ、自分に合ったクラブ。一生物を手に入れてみてはいかがですか。