スルメイカを追い 半年以上にわたり船上生活を続ける いか釣り船団を応援したい!
6月に出航式を開催。酒田港から、いか釣り船が出航
毎年6月、山形県船友漁撈長会所属の13隻のいか釣り船が船団を組みスルメイカ漁に出航します。酒田市と山形県漁業協同組合では、乗組員の家族や市民とともに「いか釣り船団出航式」を賑やかに開催し、翌年2月まで続く操業の安全と大漁を祈願します。
中型いか釣り船は、一度出航すると1ヶ月から40日にわたり、港に帰ることなく沖合いで操業を続けます。酒田港から西へ600kmの大和堆(やまとたい)から北海道沖へと北上するスルメイカを追いながら船上での生活が続きます。
釣り上げたスルメイカは船上で急速冷凍するため鮮度抜群!
釣り上げたスルメイカは直ぐに一尾ずつ急速冷凍されるため高鮮度を保ったまま私たち消費者に届けられます。「酒田船凍いか」と呼ばれ、お刺身はもちろん、ワタまで新鮮なので塩辛としても加工されています。全国のみなさんにぜひ食べていただきたい逸品です。
入港時にはゆっくり休んでもらいたい
水揚げのため入港した際には、漁協職員も総出で作業を行います。次の出航までの僅かな時間を利用して、漁の疲れを癒してもらうため、港に仮設の入浴施設を設置。買い物などで使用するレンタカーの借上げ費用の一部も支援しています。また、船上生活での癒しと、明日への鋭気を養っていただけるよう、酒田産米「つや姫」を提供しています。
困難に負けるな!頑張り続ける海の男たちを応援!
ここ数年スルメイカの不漁が続いており、今年はさらに厳しさを増し関係者を悩ませています。温暖化による資源量の減少や、昨年の北朝鮮など外国船による違法操業問題など、多くの困難に直面するなか、今期の漁が終わる2月末まで頑張り続ける海の男たちを応援します。