備前刀の最高峰 国宝「山鳥毛」を生まれ故郷である「備前長船」の地に里帰りさせたい!

備前刀の最高峰 国宝「山鳥毛」を生まれ故郷である「備前長船」の地に里帰りさせたい!

瀬戸内市長 岡山県瀬戸内市

寄附総額1,787,000

0 達成

目標金額50,000,000

寄附人数10

残り日数 0/151

プロジェクトに寄附(返礼品なし)

最終更新日時:2019年04月01日 01時00分

瀬戸内市長 プロジェクトオーナー

瀬戸内市長

岡山県は古くから優れた刀剣を数多く産出した地域であり、瀬戸内市を中心とした「備前長船」は全国一の日本刀の生産量を誇り、国宝の約半数を備前刀が占めていることから「日本刀の聖地」と呼ばれています。今回、国宝「山鳥毛」を生まれ故郷「備前長船」の地に里帰りさせることは、子ども達への教育や地域の活性化、そして日本刀の価値を高めていく取り組みになると確信しています。何卒皆様のご支援ご協力をお願いいたします。

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日本刀の素晴らしさを世の中に伝え、海外にも日本の伝統文化を発信!

岡山県瀬戸内市では、備前刀の最高峰 国宝「山鳥毛」が、生まれ故郷である「備前長船」の地に里帰りするためのプロジェクトを開始しました。
瀬戸内市には日本刀の伝統と技術を伝承する「備前長船刀剣博物館」があります。この博物館を拠点とし、教育や地域の活性化に資するとともに、国内外の人々に日本刀の価値を広め高めていくことで、刀工達の作刀意欲や技術の向上と伝承に計り知れない影響を与えるものになります。

備前長船刀剣博物館

岡山県は古くから優れた刀剣を数多く産出しており、なかでも「備前長船」として知られる瀬戸内市長船町を中心とした地域は、中世を通じて全国一の日本刀の生産量を誇ります。国宝や重要文化財に指定されている日本刀の約半数を備前刀が占めていることから、「日本刀の聖地」とも呼ばれてきました。

一方、現在「備前長船」の刀工は市内で数人のみとなっています。また、全国でも珍しい日本刀を専門展示する「備前長船刀剣博物館」には、国宝・重文級の刀剣は一口(ふり)も所蔵されておらず、その伝統文化や技術の継承が危ぶまれています。

刀工の写真

そのような状況の中、瀬戸内市においては、かねてから県外への流出が懸念されていた、戦国武将・上杉謙信の愛刀で、備前刀の最高峰と言われる国宝「太刀無銘一文字(号・山鳥毛/やまとりげ)」を、生まれ故郷である「備前長船」の地に里帰りさせる機会を得たことから、このたび「山鳥毛里帰りプロジェクト」を立ち上げたものです。

国宝「山鳥毛」の保有が実現すれば…

古式鍛錬

国宝「山鳥毛」の保有が実現すれば、子ども達への教育や地域の活性化に寄与するだけでなく、多くの方にその太刀をご覧いただき国内外の人々に日本刀の価値を広め高めていくことになると確信しています。また、刀工達の作刀意欲と技術の向上にも計り知れない影響があり、日本の匠の伝統を後世に継続発展させるという大きな社会的意義を持つと確信しています。さらに、観光面からも、全国から、また世界から来訪する方々が増加すると考えています。

そして、この瀬戸内市を訪れた際には、瀬戸内市独自の文化である刀剣文化に触れていただくことはもちろん、市内を回遊するコースをご案内することで、一定の経済効果が見込まれるとともに、瀬戸内市の魅力である自然の豊かさや食べものの素晴らしさ、日本最大級のメガソーラー発電所に代表される自然に優しいまちづくりなどを感じていただけるものと考えています。それは、瀬戸内市の都市としての価値を高め、そのことを市民の皆様が、誇りと感じて頂くことにつながるものと考えています。

寄附金の使い道

皆様からいただいたご寄附は、国宝「山鳥毛」を生まれ故郷である「備前長船」の地に里帰りさせるため、国宝「山鳥毛」の購入費等に活用させていただきます。そして、皆様に日本刀の魅力を生まれ故郷で感じていただきたいと考えています。

国宝「山鳥毛」について

山鳥毛

文化財登録名は『太刀 無銘一文字 山鳥毛(やまとりげ)』。昭和27年3月29日に国宝に指定されました。刃長は79.5㎝、反りが3.4㎝、重さ1.06kg。作風から鎌倉時代中期に福岡地区(現在の瀬戸内市長船町)で作られた福岡一文字派の作と考えられています。
戦国武将上杉謙信・景勝の愛刀として名高く、国宝『上杉家文書』中の「上杉景勝自筆腰物目録」に「山てうまう」と記されていることから、「さんちょうもう」と呼ばれています。「山鳥毛」の号の由来は、その変化にとんだ激しい刃文が、「山鳥の羽毛のようだから」とも「山野が燃えるようだから」とも言われています。
拵(こしらえ)は室町時代末期の作で鍔(つば)がなく、この拵を併せて国宝に認定されています。

岡山文庫の「備前刀」には、「その造形・伝来共に、備前刀の最高峰と呼ぶにふさわしい」と書かれています。また、平成28年8月27日付の山陽新聞の記事でも「国宝刀剣類の中でも、同じ備前刀の「大包平」(東京国立博物館蔵)などと並び最高傑作と評される」など、国宝の約半数を占める備前刀の中でも最高峰の品と考えられます。

※プロジェクトの成果情報は申込み時のデータであり、実際に入金されたデータではありません。

※入金の確認が取れた時点などで正確なデータに修正させていただく場合があります。

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