ふるさとの財産である城跡周辺を整備し、歴史のバトンをつないでいきたい!
こんにちは!当プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。江府町役場教育課の川上と申します。このたび、地元の城跡にスポットを当て、修繕等により観光を盛り上げるための企画をつくりました。戦国時代から伝わる山城跡の魅力を、もっとたくさんの方々に伝えていけたらと考えています。ご注目いただけますとうれしいです。
江美城空撮
江美城とは?
1400年代後半~1500年代の戦国時代、たたら製鉄や開田によって勢力をつけた蜂塚安房守により開城され、4代約80年余り続いたとされています。本丸の櫓台跡を初め、西ノ丸跡、堀跡など、遺構も多数存在しており、城跡の全景を容易に見渡すことができます。1997年の発掘調査では、豊臣政権で重要な城に用いられたことを示す(※諸説あり)金箔鯱瓦片が出土されており、再注目されています。
城跡と大山
江美城跡周辺はウオーキングコースとしても楽しむことができるほか、現在はその遺構の一つの八幡丸跡に模擬天守(歴史民俗資料館)が建っており、多くの出土品が納められています。現在、地元有志の「江美城を探る会」(会員数30名)により、学習活動やツアーガイド養成などが行われ、その歴史の継承が進められています。
江美城を探る会について
「江美城を探る会」は、次世代に江美城の歴史を継承することを目的に設立しました。主に学習会、周辺整備、情報発信、ガイド養成等の活動を行っています。
「江美城は私たちふるさとの財産の一つであり、広く江府町の歴史・文化を学ぶ事のできる貴重な教材でもあると考えています。」
資料館案内
400年続く夏の夜祭り「江尾十七夜」のルーツ
江美城を開城した蜂塚氏は、毎年お盆の十七日になると領民を城に招き入れ、無礼講でお酒を振舞い、踊りや相撲大会を開くなど、心優しい城主だったと言われています。このことから、代々民に慕われ、城が落城したのちもその伝統が「江尾十七夜」の夜祭りとして今も続いています。
十七夜の踊り
現在の状況および整備にかかる費用
地域の誇りである江美城跡ですが、現状として、周辺に木が生い茂っているほか、散策道の坂道がボコボコしているため、気軽に訪れにくくなっている状況です。そこで、道路の改修、支障木伐採等の対策を計画しています。コロナ禍の中、地域の伝統や文化の存在感が薄れつつあります。スピード感を持って、皆様の力で歴史のバトンをつないでいくことができたらと考えています。
目標金額 400万円
内訳:アプローチロード改修310万円(道路、手すり、スロープなど)、支障木伐採27万円、パンフレット作成3万円、その他経費60万円
アプローチ
本プロジェクトにご寄付いただいた方には、通常の江府町ふるさと納税の返礼品をお選びいただけるほか、3万円以上のご寄付限定で、江美城を探る会ガイドによるツアー参加権をお付けします(記念品の御城印セット付)。
※現地までの交通費等の費用は自己負担となります