地域の繋がりを活かして、子どもたちの可能性を広げたい!

地域の繋がりを活かして、子どもたちの可能性を広げたい!

島根県津和野町 島根県津和野町

寄附総額6,023,000

0 達成

目標金額3,000,000

寄附人数326

残り日数 0/52

プロジェクトに寄附(返礼品なし)

最終更新日時:2021年02月01日 01時00分

島根県津和野町 プロジェクトオーナー

島根県津和野町

津和野町は島根県西部に位置する7,200人の小さな町です。白壁と赤瓦の家並みがつづき城跡がみえる城下町で、歴史を生かしたまちづくりが「日本遺産」として認定されています。歴史的建造物が今も残る風光明媚な街並みは、鯉が泳ぐ殿町の掘割や日本五大稲荷神社のひとつの太皷谷稲成神社、森鷗外記念館等の文化的且つ観光資源を多く保有しています。また、秀峰青野山と安蔵寺山、高津川の清流等、緑豊かな自然をもつ町です。

島根県津和野町の
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地域との繋がりを活かし合う学校づくりを目指して
~学びを共有し合うwebサイトを作りたい!~

これまで津和野高校では、地域と学校が連携して子どもを教育する「ひらかれた学校づくり」を進めています。町全体が教育の場になることで、学びが変わり、地域が変わり、そして学校や町の持続性が高まると考え事業を推進してまいりました。その津和野高校を中心に、町全体の活性化へもつながっている「教育魅力化事業」。今回、クラウドファンディングを活用して、教育魅力化事業をさらに持続・発展させるための、入口となるwebサイトを設置したいと考えています。地域内外にいる多くの卒業生や出身者、関係者が、再び学校や地域とつながるためのきっかけとなる「場」を作ることで、子どもたちの可能性を広げていきます。

塾生

本プロジェクトで制作しようとしているwebサイトでは、日々、生徒の取り組みを始めとした教育魅力化事業の情報を発信します。活動を身近に感じてもらえるよう、生徒自身が記事を作成するなど工夫を凝らします。そうした情報発信をする中で、SNSなどを活用した関わり作りも行います。例えば、生徒のやりたいこと、チャレンジしてみたいことなどと、卒業生や出身者の関わりたいこと・専門性などを掛け合わせていく「チャレンジサポート」などといった、人とアイデア同士をマッチングする機能の構築です。

グローカルラボ

今回大切にしたいのは、再び学校や地域とつながるだけではなく、いかし合うことで、人や想いの循環を津和野町に創り出すことです。より学校が地域に開かれることで、生徒の進路の可能性も広がると考えています。それぞれが持つ専門性や資源のつながりがいかされることで、生徒の新たな価値観や発見につながり、より豊かな町になると考えています。少し先の未来では、学校での取り組みに留まらず、卒業生をはじめ地域内外の人と生徒が地域の課題解決を協働して行うなど、専門性のあるつながりが町づくりにいかされることを目指します。

高校風景

学びを支える「学びの土壌」を育み続ける高校魅力化事業のいま

津和野町の高校魅力化事業は、高校魅力化コーディネーターを配置して7年経った現在、町営英語塾HAN-KOHによる学習支援、全国に向けての生徒募集、地域系部活動グローカル・ラボなどの様々な取り組みが生まれ、島根県のみならず、全国から生徒が学びにきてくれています。中でも特徴的なものが、津和野高校が行う総合的な探究の時間(総合探究)です。地域の大人たちを積極的に巻き込んだ、特徴的な授業は「T-Plan」と呼ばれており、生徒が自ら講座を選択して、興味・関心を育み、自分の問題意識に基づいて行動し振り返る「学び」を実践しています。こうした授業を通じ、「自ら考えて学びに変える」。そして何より「やりたいこと」や「なりたいこと」を声に出す力が育まれていると感じています。授業外においても、生徒自らがプロジェクトを立ち上げることが多くなり、生徒が主体的に取り組む姿が校内外で見られます。

総学全体像2019

生徒の活躍の裏には、「学びの土壌」となる、学びをサポートする魅力化コーディネーターや地域内外の大人たちの関わりが欠かせません。そうした「学びの土壌」の中で、地域資源や地域の課題を切実に体感しながら、自分の関心や問題意識を自然と得ていくことができるところが、津和野高校と津和野町ならではの特徴です。
こうした一連の変化は、津和野高校同窓会をはじめ全国にいるOB・OGの方々や地域のサポートで成り立っています。さらに、最近では、大学に進学した卒業生から学校や町に関わりたいと連絡が増えてきています。実際に学校のオープンスクールに参加し自分の高校生活について紹介した事例もあります。彼ら彼女らのように、津和野で育った生徒が、一人また一人と増えていく中、津和野町の教育を中心とした大きなつながりをいかしあい、そのつながりが人づくりと町づくりにいかせないかと考えるようになりました。
卒業生やまちの出身者が津和野という町につながり直すことで、町の課題が解決したり、新しい可能性が拓けたりすること。同時に、卒業生にとっても、人の専門性と資源をいかしあって、チャレンジしたいことを津和野というフィールドで実施できること、そのための第一歩となることを期待しています。

地域の方・卒業生の声

地域の方 青木さん

地域の方 青木さん

当初は高校生と関わって取り組みをすると聞いたときには、本当に大丈夫かなという不安がありました。ですが、実際に一緒に活動してみると、一生懸命にものごとに向き合う姿や、そのエネルギーに私自身が叱咤激励を受けました。
こうした素晴らしい取り組みを陰で支えてくれているコーディネーターのみなさんに感謝しています。子どもたちが一生懸命なのは、それを支える大人が本気で向き合ってくれているからでしょう。
魅力化事業が始まっていなかったら、今の津和野高校はなかったかもしれません。そんなことを思うと、素晴らしいみなさんと、のびのびと取り組む生徒の姿が本当に価値のあるものだと思っています。
若いうちからまちづくりに関わって、この町のいいところも課題も、いろんな経験をした子どもたちが将来またこの町に戻ってきて、次の津和野町をつくっていってほしいと思っています。

卒業生 鈴木さん

卒業生 鈴木さん

高校での3年間は、単なる高校生活を超えて町での社会生活に触れることができた期間でした。首都圏から来た僕は、津和野で竹林が身近にあることに興味を持ちました。林業の実態や様子を現地で聞き、地域の方から竹林を借りる中で、関心が深まり自分のやりたいことと向き合う時間になりました。大学進学後も、津和野に戻ってくると初心に戻れるような気持ちになります。この取り組みでは、自分の経験を生かし、今は大学生として高校生の進路を考える手助けができたらと思っています。在校生にとって、地域の方はもちろん地域外の方ともつながることで多様な方と関わりながら、自分自身を客観的にとらえなおし、進路と向き合えるようになるのではないかと思います。

事業に携わる方の思い

津和野町長 下森 博之

津和野町長 下森 博之

津和野高校卒業生の中から町長が誕生することを願って

津和野町は、明治の文豪・森鷗外や「哲学」という言葉の生みの親・西周など多くの先哲を輩出した藩校養老館の気風を受け継ぎ、その後も先進的な教育の取り組みを行ってきた風土があります。現在も町の将来を担う人材育成に向けた教育の振興に取り組んでいます。その中で高校魅力化の取り組みは、津和野高校の生徒の皆さんに行政をはじめとする「まちをつくる」という仕事に対しての興味を抱いて、地域を知ってほしいと思っています。また、それぞれの立場での「まちづくり」への参画の仕方も授業などから見えてくると思います。
津和野町の地域の課題を知り、関係者と話をすることで、生徒にとっても社会の見え方が変わり、進路や学習面に違いが表れるのではないかと思います。
行政と地域が一緒になって行う「まちづくり」は、「まちづくり」の根幹であり、それは「ひとづくり」でもあると考えます。
津和野高校の生徒が、この町の将来を考え主体的に活動してまちづくりに参画すれば、きっと津和野のまちは明るい未来になると信じます。
いずれは、この授業を受けた生徒の中から、津和野町の町長が誕生してほしいと思っています。
津和野高校魅力化事業から始まった取り組みに、ご協力をよろしくお願い申しあげます。

※プロジェクトの成果情報は申込み時のデータであり、実際に入金されたデータではありません。

※入金の確認が取れた時点などで正確なデータに修正させていただく場合があります。

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