飼い主のいない猫を増やさない!~人と猫が安心して暮らせるまちへ~
自己紹介
山形県高畠町では、飼い主のいない猫(野良猫)の増加を防止し、良好な生活環境および動物愛護に関する啓発を図るため、猫の不妊手術・去勢手術費用の一部の補助を行う「高畠町地域猫活動等事業費補助金」を令和5年度より実施しています。
しかしながら、例年猫の飼養に関する苦情や相談は寄せられており、他にも道路ではねられた猫の収容や、猫の遺棄に関する通報なども寄せられております。こうした適正に飼養されていない猫や、厳しい環境に置かれる不幸な猫を巡る問題は、多く存在しているのが現状です。
そこで今回、このような問題の解決や、より多くの不幸な猫を救うため、人と猫が安心して生活できるまちを推進していくことを目的として、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングを実施します。
皆さまからの温かいご支援をいただければ幸いです。
飼い主のいない猫の現状
近年、野外で繁殖した飼い主のいない猫(野良猫)のふん尿や鳴き声等により、住民の生活環境が損なわれるという事態が、全国的に社会問題となっており、本町においてもこうした苦情や相談が例年寄せられております。また、野外で暮らす飼い主のいない猫は、交通事故や感染症、野生動物からの攻撃など様々な危険に常にさらされており、その結果命を落としてしまう猫も少なくありません。
死亡猫の収容件数
高畠町における主に交通事故により亡くなってしまった猫の件数は以下のとおりです。
- 令和7(2025)年度:52件
- 令和6(2024)年度:59件
- 令和5(2023)年度:56件
- 令和4(2022)年度:66件
さらに、猫は非常に高い繁殖力を持つ動物で、年に2~4回発情期があり、交尾をすると100%の確率で妊娠し、1回に4~8頭の子を産んでしまうため、何も対策をしなければどんどん飼い主のいない猫は増えていきます。
出典:環境省パンフレット「捨てず 増やさず 飼うなら一生」より
猫の避妊手術について
飼い主のいない猫対策として、まずできることは「これ以上不幸な猫を増やさないこと」。そのためには「避妊手術をすること」が重要です。また猫への避妊手術は、過度な繁殖を防ぐだけでなく、病気を予防し、発情期に特に現れる「大きな声で鳴く」「スプレーのようにおしっこをする」「敷地内にふん尿をする」「猫同士の喧嘩」等の迷惑行動を少なくするという効果もあるため、ふん尿被害や鳴き声被害といったトラブルを抑制することにも繋がります。
このような地域における猫の被害の軽減や猫の増加防止を図るため、高畠町では手術を実施する方に対して補助金を交付し、避妊手術を行うことを推進しています。
猫の不妊手術・去勢手術補助金の実績
| 不妊手術(メス猫) | 去勢手術(オス猫) | |
|---|---|---|
| 令和7(2025)年 | 28匹 | 16匹 |
| 令和6(2024)年 | 32匹 | 17匹 |
| 令和5(2023)年 | 26匹 | 13匹 |
猫対策活動について
また地域における飼い主のいない猫のトラブルを抑制する対応の1つとしてTNRという方法があります。
TNRとは
T(Trap)・・・捕獲し
N(Neuter)・・・不妊・去勢手術を行い
R(Return)・・・元の場所に戻す
の略で、飼い主のいない猫に避妊手術を実施することで繁殖を抑え、「地域猫」として一代限りの命を全うさせ、飼い主のいない猫に関する苦情や死亡数の減少に寄与します。
こうした「TNR活動」や「地域猫活動」は、時間をかけて将来的に飼い主のいない猫等を地域からなくし、猫にとっても人にとっても住み心地の良い環境を作ることに繋がります。
(手術を終え元の場所に戻される猫は、目印として耳がV字にカットされています。)
寄附金の使い道
皆様からのご支援は、すべて「高畠町地域猫活動等事業費補助金」に活用いたします。
目標金額に達した場合、達しなかった場合でも、皆さまからご支援いただいた貴重な寄附金は、以下の補助事業に活用させていただきます。
高畠町地域猫活動等事業費補助金
【補助対象】
町内に住所を有し、次の要件のいずれかに該当する者
- 不適正な飼育原因により、多頭飼育崩壊であると認められる飼い猫に対し、県内の動物病院で避妊手術を受けさせようとする者
- 日常的な屋外飼育により近隣住民からふん尿被害等の苦情が寄せられていると認められる飼い猫に対し、県内の動物病院で避妊手術を受けさせようとする者
- 飼い主のいない猫に対し、県内の動物病院で避妊手術を受けさせようとする者
【補助金額】
不妊手術 1匹につき 上限 10,000円
去勢手術 1匹につき 上限 5,000円
最後に
高畠町内の飼い主のいない猫や、適正に飼養されていない猫の不妊・去勢手術は、地域住民やボランティア団体の協力を得ながら町の補助事業を活用して推進しておりますが、まだ未施術の猫は多数いる状況です。
このプロジェクトを通して、より多くの猫に対して避妊手術を実施できるよう、補助金事業を継続的な取り組みに繋げていきたいと考えています。
また、猫による生活環境被害の抑制や飼い主のいない猫対策にも繋げていき、人と猫が安心して生活できるまちを目指していきます。
皆さまのご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
寄附者の皆様へ
高畠町長からのメッセージ
高畠町長の髙梨忠博です。
高畠町では飼い主のいない猫の無秩序な繁殖を防ぎ、生活環境保全のために令和5年度より不妊・去勢手術費の助成を行ってきました。
しかしながら、動物愛護への意識の高まりとともに、年度途中で補助金の予定件数に達してしまい、需要に追い付いていない状況です。
加えて住民の方からの飼い主のいない猫の鳴き声やふん尿に関するご相談も例年のように寄せられております。
こういった状況を踏まえ、良好な生活環境を目指して取り組みを続け、猫と人が安心して暮らしていけるよう、補助内容の拡充や今後の安定的な事業の推進を目的とし、今回のプロジェクトを立ち上げました。
皆さまのご支援が、これから生まれてくる不幸な命を減らすことにつながります。このプロジェクトの趣旨にご賛同いただき、ご支援・ご協力いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。