世界遺産構成資産「忍野八海」の未来を守るために
「投げ込まれるコインを、環境保全協力箱へ」プロジェクト
5番霊場 湧池(環境保全協力箱イメージ図)
概要
富士山の伏流水が湧き出す八つの池、忍野八海。
世界遺産の構成資産として、国内外から多くの方々が訪れ、今なお清らかな水と美しい景観が守り継がれています。
しかし、近年、観光客の増加に伴い忍野八海湧池へのコイン投げ入れが深刻な問題となっています。
なぜコインが問題なのか
忍野八海に投げ込まれるコインは、水質の悪化、景観へのダメージ、生態系への影響など、忍野八海の自然や文化価値に負荷を与えています。
忍野八海コイン回収の現状
忍野八海「湧池」では、観光客によるコインの投げ入れが後を絶ちません。
「願い事が叶う」や、「幸運を呼び込む」といった迷信や、池に落ちているコインに誘発され、投げ入れが行われることが多いです。コインの投げ入れによって、自然環境への悪影響や景観を損なう恐れが懸念されています。
これまでの対策
およそ10年前からボランティアダイバーに協力していただき、現在に至るまでコインの回収を行ってきました。また、投げ銭の注意を呼び掛ける4ヶ国語の看板の設置や、ニュース番組での報道など様々な対策を行ってきました。
2025年9月には、クラウドファンディングにて募った寄附金で、池底のコインを回収する水中掃除機を購入し、8,554枚ものコインを回収することができました。同年11月に行われたコイン回収においても、大量のコインを回収し、(現在集計中)ボランティアダイバーの負担軽減や、コイン回収に多大な効果をもたらしています。
ボランティアダイバーは減圧症のリスクがある中潜水をしています。(減圧症:身体の組織や体液に溶けていた気体が、環境圧の低下により体内で気化して気泡を発生し、血管を閉塞し全身の組織や血管を防ぐ病気。)
海水でのダイビングとは異なり、淡水でのダイビングは浮力が失われるためウエイト量が異なります。
また、高所でのダイビングのため、低酸素、低温(13℃)に曝される危険性があります。(13℃で20分潜水活動を行うと凍死するリスクがあるため、ドライスーツを着用し15分潜水45分休憩のインターバルを行っています。)
コイン回収を行うと、泥が舞い上がるため無視界潜水となります。
コイン回収直近の実績
| 潜水回数 | 回収枚数 | |
|---|---|---|
| 2016年 | 5回 | 18,412枚 |
| 2017年 | 4回 | 6,404枚 |
| 2018年 | 4回 | 3,559枚 |
| 2019年 | 4回 | 5,464枚 |
| 2022年 | 1回 | 569枚 |
| 2023年 | 2回 | 1,379枚 |
| 2024年 | 3回 | 4,445枚 |
| 2025年 | 2回 | 現在集計中 |
環境保全協力箱の設置
投げ込む気持ちを、守る力に変えたい。
コインを投げる行為を完全にやめてもらうのは難しい。ならばその願いを池ではなく専用の賽銭箱へ導く仕組みをつくろう。
このプロジェクトでは、環境保全協力箱を設置し、池への投げ入れを減らすことを目的としています。環境保全協力箱の設置によって、「投げたい気持ちの行き場」が生まれ、結果として池への投げ入れを大幅に減らせると期待しています。
あなたの支援が、未来を守ります
世界遺産を守るのは行政だけでも地元だけでもありません。訪れた人、関心を持つ人、そしてこのクラウドファンディングを見てくださっているあなたの力が必要です。
支援金の使い道
- 環境保全協力箱の製作・設置
- 忍野八海のコイン回収・水質保全事業
- 観光客向け啓発活動
最後に
忍野八海の水は、富士山の雪解け水が染み込み伏流水として湧き出ています。いま私たちが見ている透明な水は、自然の営みの答えです。
この美しい水を後世へ残すために、皆様のご支援をお願いいたします。
忍野村長 大森彦一より
この度は、本プロジェクトのページをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
忍野八海は富士山の伏流水を水源とする湧水池です。国の天然記念物、富士山世界文化遺産構成資産、さらには水質も良いことから、全国名水百選にも選出されました。忍野八海の神秘的で厳かな雰囲気は、訪れる方々の心を揺さぶり魅了しています。是非とも本プロジェクトにご賛同いただき、多くの皆様のお力添えで忍野八海の環境保全にご協力をいただきますようお願い申し上げます。